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令和３年７月５日（月）
| ０７月０２日現在海外相場 |
| ＮＹダウ |
３４７８６ドル |
＋１５２ドル |
| ナスダック指数 |
１４６３９P |
＋１１６P |
| ＣＭＥ日経先物 |
２８７７５円 |
＋１５円 |
（尚、ＣＭＥ日経先物の前日比は前日の大証比） |
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本日のこだわり相場感
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◎米国主要株価が高値
米国株が強い動きとなっています。先週末に発表された6月の米雇用統計は市場予想をやや上回る内容でしたが、米連邦準備理事会（FRB）が金融緩和の縮小を急ぐほどではないと受け止められ、米長期金利は低下、これを受けてNYダウが2か月ぶりに高値を更新、他の主要株価指数も史上最高値を更新する動きとなっています。
前回、NYダウが高値を付けたのが5月7日でしたが、その後は金融当局要人の利上げ前倒し発言などで、金融緩和縮小への警戒感が強まり、一時的にした押ししましたが、結果的にFRBは早期には利上げをするような金融政策を取らないと言う史上のコンセンサスが出来上がって来たようです。所謂、経済の拡大とその一方で低金利が併存するゴルディロックス相場、「適温相場」がもう少し続くことになるとの見方です。
ゴルディロックス相場 過熱しすぎでなく、かといって閑散でもない適度な相場のことで、英国の有名な童話「3匹のくま」に出てくる「熱くもなく冷たくもないスープ」を例えたもので、主人公の少女の名前「Goldilocks」に由来しています。景気の緩やかな回復と金余りへの期待が相まって、資金が安全資産からリスク資産へ流入（リスクオン）し、相場を押し上げるとされています。
ただ、この適温相場も以前のように長期間、そして力続くとは投資家の殆どは想定していないようです。実際に物価上昇にによるインフレを警戒する声は徐々に高まっている事は確かで、一部専門家の見方として、「いつ試合が終わるか分からない『延長戦』のようだ」と話しています。株高の持続力に懸念を持ちながら、上昇する株価に遅れまいと付いていく市場参加者は多いと言うことになります。皆で渡れば怖くないと言うことで、何時もの高値相場でありがちなことのようです。
米国株が高値更新していますから、日本株も上値を積極的に買い上がると言う動きを期待したいのですが、現実は如何せん上値の重い展開となっています。シカゴCME日経先物は先週末の大証比で15円高の15円程度高い2万8775円と冴えない展開です。日経平均株価の25日移動平均線の2万9924円、2万9000円の節目、75日線の2万9037円が上値を抑えています。
市場が懸念しているのは東京五輪開催中の感染拡大で、仮にそうなれば、政権支持率の低下につながり、解散・総選挙に向けて政治情勢の先行き不透明感が強く意識されることになるとの見方です。足元で政府が職場での新型コロナワクチン接種などの新規受け付けをいったん停止し、コロナ対策の切り札とされてきたワクチン接種の進捗に陰りがみえているのもこうした懸念を強めているようです。
ただ、逆のシナリオもある訳で、東京五輪成功で政権の支持率が上がり、与党勝利の衆議院選挙となれば、政局安定で株価も上昇と言うシナリオも見えてくることになります。その辺りの強気のシナリオの支持者が相場を下支えしているようで、大きな下振れには繋がっていないと言えそうです。と言うことに今週も日経平均株価は2万9000円を意識した動きが続きそうです。
2427 アウトソーシング
工場製造ラインへの人材派遣・請負が主力。7月1日、ITや弱電設備のシステム構築などを手掛ける米・Integrity Networksの全株式を取得し子会社化。5月6日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比3.8倍の54.6億円に急拡大し、1-6月期(上期)計画の69.5億円に対する進捗率は78.6％に達し、5年平均の44.0％も上回った。4月15日、ITインフラ事業を手掛ける米グアムのCalifornia Pacific Technical Servicesを買収。
3697 SHIFT
ソフトウェアテスト事業が主力。7月1日、小売業界のデジタルトランスフォーメーションを推進するフェズと資本業務提携。4月8日、21年8月期第2四半期累計(20年9月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比51.2％増の19.2億円に拡大し、従来の5.7％減益予想から一転して増益で着地。通期計画の34億円に対する進捗率は56.6％に達し、5年平均の37.0％も上回った。売上高 1,000 億円に向けた 成長戦略「 SHIFT 10 00 」 で定めた 営業改革として、営業活動の量と質の向上を仕組み化する施策等による。
4187 大阪有機化学工業
アクリル酸エステルに強く多品種少量生産が得意な独立系化学企業。感光材など電子材料も。7月1日、。21年11月期第2四半期累計(20年12月-21年5月)の連結経常利益は前年同期比25.6％増の30.8億円に伸び、通期計画の61億円に対する進捗率は50.6％となり、5年平均の48.6％とほぼ同水準だった。
4820 イーエムシステムズ
調剤薬局向けシステム開発、販売、メンテの大手、国内シェア3割と首位。医科システムを拡大。7月1日、日本医師会ORCA管理機構が提供する日医標準レセプトソフトと連携するクラウド型電子カルテ「MAPs for CLINIC with ORCA」を発売。5月14日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は4.4億円となり、1-6月期(上期)計画の9.3億円に対する進捗率は47.9％となった。
6036 KeePer技研
カーコーティング材料の製造卸のほかサービス店舗を直営とFCで展開。7月1日、6月既存店売上高は前年同月比35.2％増と増収基調が続いた。5月10日、21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.3倍の23.1億円に急拡大。通期の同利益を従来予想の27億円→30.9億円(前期は13.7億円)に14.4％上方修正し、増益率が97.0％増→2.3倍に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せ。
6200 インソース
企業等の人事部向けに講師派遣型研修、公開講座を運営。7月1日、WEBプロモーションなどを手掛けるマリンロードの株式を取得し子会社化する。5月6日、21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の12.7億円に急拡大。通期の同利益を従来予想の21.1億円→24.1億円(前期は7.9億円)に14.2％上方修正し、増益率が2.7倍→3.0倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せ。
7157 ライフネット生命保険
インターネット専業生保草分け。商品のわかりやすさや低価格に特徴。KDDIと資本業務提携。7月1日、マネーフォワード の「マネーフォワードME」利用者に、自社保険商品をホワイトレーベル商品「マネーフォワードの生命保険」として提供開始。5月13日、21年3月期の最終損益(非連結)は31.1億円の赤字(前の期は24億円の赤字)に赤字幅が拡大し、22年3月期も38億円の赤字に赤字幅が拡大する見通し。16期連続赤字。
9699 西尾レントオール
建機とイベント分野に強い関西発の総合レンタル業。日本全域とアジア・豪州中心に海外展開。7月1日、木造構造物の設計・販売を手掛けるＡＴＡの全株式を取得し子会社化。5月10日、5月10日、21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比23.7％減の74億円に減り、通期計画の121億円に対する進捗率は5年平均の70.7％を下回る61.2％にとどまった。
9101 日本郵船
海運で国内首位。陸空運強化、傘下に郵船ロジ、日本貨物航空。コンテナ船は18年4月事業統合。7月1日、22年3月期の連結経常利益を従来予想の1400億円→3700億円(前期は2153億円)に2.6倍上方修正し、一転して71.8％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通し。4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の860億円→2750億円(前年同期は474億円)に3.2倍上方修正し、増益率が81.3％増→5.8倍に拡大し、13期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通し。
8276 平和堂
滋賀県で圧倒的シェアのスーパー。東海や北陸に出店。中国に百貨店進出。ニチリウグループ。7月1日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比87.1％増の32.4億円に拡大したが、3-8月期(上期)計画の81億円に対する進捗率は40.0％となり、5年平均の41.7％とほぼ同水準。
1712 ダイセキ環境ソリューション
汚染土壌の調査から浄化処理までの一貫体制に特徴。名古屋地盤だが関東、関西でも展開拡大。6月30日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比37.6％増の4.8億円に拡大し、3-8月期(上期)計画の7.9億円に対する進捗率は61.1％に達し、5年平均の57.6％も上回った。
2222 寿スピリッツ
菓子大手で傘下の地域限定菓子製販会社を統括。訪日需要取り込みや首都圏での展開を強化中。5月13日、21年3月期の連結経常損益は3.2億円の赤字(前の期は64.7億円の黒字)に転落したが、従来予想の13.7億円の赤字を上回って着地。22年3月期の業績見通しは非開示。今期の年間配当は未定。
2929 ファーマフーズ
卵黄由来のサプリや化粧品通販が主力。6月4日、21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結経常損益は27.1億円の黒字(前年同期は2.2億円の赤字)に浮上し、通期計画の21.4億円に対する進捗率が126.4％とすでに上回った。「ニューモ育毛剤」を中心に顧客獲得が進展し、育毛剤及び化粧品の販売が牽引役。また、国内を中心にヘルスケア企業向けダイエット食品及びナショナルブランド向けパウチゼリーなどが増加したOEM事業が大幅に伸長したことも寄与。
3919 パイプドHD
クラウド活用のデータ管理プラットフォーム『スパイラル』が柱。月額サービス料が売上の大半。6月30日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の6億円に急拡大。通期の同利益を従来予想の14億円→15億円(前期は14.5億円)に7.1％上方修正し、一転して3.1％増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通し。3-8月期(上期)の同利益を従来予想の6.3億円→7.3億円(前年同期は5.5億円)に15.9％上方修正し、増益率が13.1％増→31.1％増に拡大し、従来の3期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せ。
4435 カオナビ
顔写真使う企業向け人材マネジメントシステムをクラウドで提供、リクルートの持分法会社。5月13日、21年3月期の経常損益(非連結)は1600万円の赤字(前の期は2億8000万円の赤字)に赤字幅が縮小し、従来予想の6600万円の赤字を上回って着地。22年3月期は9300万円の黒字に浮上する見通し。
4592 サンバイオ
中枢神経系疾患領域の再生細胞薬を開発するバイオベンチャー。6月14日、22年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は8.5億円の赤字(前年同期は15億円の赤字)に赤字幅が縮小。
4593 ヘリオス
iPS細胞、間葉系幹細胞による治療薬開発のバイオベンチャー。5月14日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前損益は10.3億円の赤字(前年同期は12.7億円の赤字)に赤字幅が縮小。
4934 プレミアアンチエイジング
基礎化粧品等の企画、開発、製造、販売。ストック型の定期通信販売や小売店向け卸売り展開。6月14日、21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結経常利益は前年同期非連結比5.4倍の44.1億円に急拡大し、通期計画の43.8億円に対する進捗率が100.8％とすでに上回り、さらに前年同期の50.1％も超えた。
6104 芝浦機械
射出、ダイカストなど成形機が主軸。大型工作機械も得意。東芝から自己株取得し持分から離脱。5月12日、21年3月期の連結経常損益は前の期比77.2％減の8.7億円に落ち込んだが、従来予想の24億円の赤字を上回り、赤字予想から一転して黒字で着地。22年3月期の同利益は前期比2.5倍の22億円に回復する見通し。今期の年間配当は前期の特別配当124.3円を落とし、普通配当75円にする方針。
6194 アトラエ
成功報酬型の転職者向け求人サイトを運営。採用実績ある企業の約90％がIT･Web関連。5月13日、21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の連結経常利益は前年同期非連結比2.3倍の5億8900万円に急拡大し、通期計画の4億9000万円に対する進捗率が120.2％とすでに上回り、さらに5年平均の47.4％も超えた。
7094 NEXTONE
音楽コンテンツの著作権管理を展開。6月16日、デジタルコンテンツディストリビューション業務における新ブランド「ArtLed」を本格始動。5月14日、21年3月期の連結経常利益は前の期比83.1％増の5.4億円に伸び、22年3月期も前期比35.2％増の7.3億円に拡大を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、5期連続増益。
9267 Genky DrugStores
福井地盤のドラッグストア。岐阜や愛知、石川にも展開。低コスト、低価格に強み。食品比率高い。6月30日、6月既存店売上高は前年同月比6.1％増と4ヵ月ぶりに前年実績を上回った。4月20日、21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比82.3％増の48.6億円に拡大し、通期計画の66億円に対する進捗率は5年平均の65.8％を上回る73.6％に達した。
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| こだわりレーティング |
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０７月０２日（金）分
| 1417 |
ミライトHD |
岩井コスモ |
B+→A格上げ |
1800円→2300円 |
| 2767 |
フィールズ |
東海東京 |
OP継続 |
1220円→1260円 |
| 2815 |
アリアケジャパン |
みずほ |
中立→買い格上げ |
7900円→8500円 |
| 3480 |
J.S.B. |
東海東京 |
OP継続 |
4200円→4800円 |
| 4324 |
電通 |
SMBC日興 |
1継続 |
3800円→4800円 |
| 9025 |
鴻池運輸 |
岩井コスモ |
新規A |
1600円 |
| 9064 |
ヤマトHD |
メリル |
買い継続 |
3700円→3850円 |
| 9766 |
コナミ |
東海東京 |
OP継続 |
10000円→10070円 |
| 9793 |
ダイセキ |
大和 |
1継続 |
5200円→5300円 |
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