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令和3年7月8日(木)
07月07日現在海外相場 |
NYダウ |
34681ドル |
+104ドル |
ナスダック指数 |
14665P |
+1P |
CME日経先物 |
28335円 |
−45円 |
(尚、CME日経先物の前日比は前日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎手控え気分
政府は8日、東京都に新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を再発令する方針を専門家に諮ると日経が伝えています。期間は8月22日までとし、飲食店での酒類の提供は一律停止を要請する案を提示。都への宣言発令は4回目で、7月23日に開幕する東京五輪やパラリンピックでの観客の受け入れ方にも影響を及ぼすとのことです。
又、11日まで東京など10都道府県を宣言に準じる「まん延防止等重点措置」の対象とし、そのうち埼玉、千葉、神奈川、大阪の各府県の重点措置と、沖縄県への宣言は8月22日まで継続。北海道、愛知、京都、兵庫、福岡の各道府県への重点措置は解除する内容とのことです。
更に感染拡大を抑えるため、引き続き午後8時までの飲食店の営業短縮を要請。酒類提供を巡り、宣言地域で一律停止を要請するといった対応の強化策を示すもので、休業要請もできる。重点措置地域では原則停止とし、知事の判断で緩和も可能とするとのことです。
正に東京五輪を睨んだ宣言の延長だと言えます。全く意味のない対策だと言えそうで、この方針に日本国民も呆れるしかないのかも知れません。大手メディアを中心に足元で観戦者数の増加だけを報じ、日本国民に引き続き不安を煽る報道をしていることで、日本政府もこのメディアの報道に大きく影響を受けたと言えそうです。
デイリースポーツの記事からですが、社会学者の古市憲寿氏が、ツイッターに新規投稿し、「本当に東京に緊急事態宣言を出すのなら『馬鹿なのかな』という感想しかない。ウィズコロナ派からは『病床使用率を見ろ(医療体制を改善せよ)』『前回の検証は済んだのか』と反論されるだろうし、ゼロコロナ派からは『だったらオリンピックも止めろ』と反感を買うだろう」と指摘しています。
個人的には彼はあまり好きではありませんが、確かに今回の宣言延長は理不尽なものだと言えそうで、彼の言う通りに「馬鹿なのか」と言う表現が当てはまるのかも知れません。更に自分の立ち上げた都民ファーストの会が今回の都議会選挙で何とか踏ん張った小池都知事は引き続き東京に令和の禁酒令を施行する方針のようです。
実際に反論できない弱い業界である飲食店苛めであり、宣言の意味など全くないと言えます。政治的なパフォーマンスなら是非とも止めて欲しいところですし、既に多くの国民が日常生活を取り戻して来ている訳で、日本国内でも多くのイベントで通常通りに開催する動きも出始めています。他のスポーツイベントが通常通りに開催(観客数は制限するところもあるようですが)されているのに、何故東京五輪の開会式などは無観客なのかが理解不能だと言えます。
先日、東京五輪のメイン会場である国立競技場での新型コロナウイルス感染リスクについて、スーパーコンピューター「富岳」を使い、1万人の観客が入った場合でも「リスクは低い」との試算結果を公表しています。この発表には賛否があるようですが、それでも常識で考えてもわざわざスパコンで計算しなくても分かるよう問題なのかも知れません。
個人的には緊急事態宣言下で、改正特別措置法45条に基づく営業時間短縮命令に応じなかった飲食店に過料が請求される事態になったとしても、宣言の要請など聞かずに、営業を通常通りに尚且つ酒類の提供も行って欲しいと思います。勝手な言い分なのかも知れませんが、この政策実行が公平公正の議論からは外れたものだと言うことになりそうです。NHKが提供している新型コロナウイルスの死亡者数と重症化数のグラフを再度見直して、考えて欲しいところですね。(https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/)
相場ですが6日発表の欧米の経済指標が市場予想を下回る結果となり、世界景気の回復が鈍化するとの懸念が投資家心理を下向かせ、幅広い銘柄に売りが優勢だったと日経では指摘しています。勿論、新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあると言う点や、ワクチン接種の伸びにブレーキがかかっているとの指摘もあるのですが、これについては正確な情報ではないのですが、表面的な報道を捉えて投資家は判断する動きになっているようです。東京五輪開催を前に、コロナの感染動向などを警戒し日本株を買いにくいムードが広がりやすかったと言うのは確かなようで、東京五輪の成否が相場にも影響を及ぼすのかも知れません。日経平均株価は下値に2万8000円の節目があるだけに下値サポートラインになりそうですが、いずれにしても手控え気分の動きになりそうです。
2659 サンエー
沖縄流通最大手。スーパー軸に外食等展開。ローソンと合弁でコンビニも。ニチリウグループ。7月6日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比33.3%増の26.2億円に拡大したが、3-8月期(上期)計画の59.9億円に対する進捗率は43.7%にとどまり、5年平均の48.1%も下回った。
2702 日本マクドナルドHD
外食の国内大手。世界的ハンバーガーチェーン。米国本社の影響大きい。FC店比率は約7割。7月6日、6月既存店売上高は前年同月比14.7%増と12ヵ月連続で前年実績を上回った。5月13日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比23.8%増の91.9億円に伸び、通期計画の315億円に対する進捗率は29.2%となり、5年平均の30.8%とほぼ同水準。
6564 ミダック
東海地盤の産業廃棄物の処理・管理業者。7月6日、長野県の売木村とSDGsの推進に向けて包括連携協定を締結。5月14日、21年3月期の連結経常利益は前の期比27.8%増の18.4億円になり、22年3月期も前期比12.7%増の20.8億円に伸びを見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、増益。
2792 ハニーズHD
SC軸に10〜60代向け低価格の婦人カジュアル展開。中国は完全撤退。ミャンマーに自社工場。7月6日、21年5月期の連結経常利益は前の期比59.0%増の39.7億円に拡大し、22年5月期も前期比13.3%増の45億円に伸びる見通し。今期の年間配当は前期比5円増の35円に増配する方針。
2151 タケエイ
建設関連産業廃棄物の中間処理、再資源化から最終処分までの一貫処理に強み。6月18日、千葉県東金市で木質バイオマス発電事業への参入を計画。5月14日、21年3月期の連結経常利益は前の期比28.7%増の38.9億円になり、22年3月期も前期比11.5%増の43.4億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、3期連続増益。
2980 SREHD
不動産仲介と取引データを分析したAIアルゴリズム機能の提供が柱。システム外販を強化。5月14日、21年3月期の連結経常利益は前の期比42.7%増の10.2億円に拡大し、22年3月期も前期比25.1%増の12.8億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、6期連続増益。
3377 バイク王&カンパニー
中古2輪車買い取り最大手。小売り併設の『バイク王』全国展開。査定から買い取りまで標準化。7月5日、21年11月期第2四半期累計(20年12月-21年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.6倍の9.3億円に急拡大し、通期計画の16.5億円に対する進捗率は56.9%に達し、5年平均の30.6%も上回った。
5690 リバーHD
金属が主軸のリサイクル大手。自動車リサイクル、産業廃棄物処理も展開。タケエイと経営統合。5月14日、21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の27.4億円に急拡大。通期の同利益を従来予想の22.8億円→33.9億円(前期は12.8億円)に48.6%上方修正し、増益率が78.1%増→2.6倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せ。
5699 イボキン
総合リサイクル企業。解体、廃棄物処理、金属加工のワンストップサービスで成長。全国展開図る。5月14日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比4.4倍の3.2億円に急拡大。併せて、通期の同利益を従来予想の3.3億円→5.8億円(前期は4億円)に74.8%上方修正し、一転して42.6%増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
6036 KeePer技研
カーコーティング材料の製造卸のほかサービス店舗を直営とFCで展開。7月1日、6月既存店売上高は前年同月比35.2%増と増収基調が続いた。5月10日、21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.3倍の23.1億円に急拡大。通期の同利益を従来予想の27億円→30.9億円(前期は13.7億円)に14.4%上方修正し、増益率が97.0%増→2.3倍に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せ。
6560 エル・ティー・エス
ビジネスプロセス可視化・改善・実行支援など展開。6月3日、発行済み株式数(自社株を除く)の1.21%にあたる5万株(金額で1億6975万円)を上限に、6月4日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。5月14日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比16.3%増の1.7億円に伸び、通期計画の5.3億円に対する進捗率は33.6%となり、3年平均の33.7%とほぼ同水準。
6656 インスペック
半導体用精密基板の最終外観検査装置(AVI)・パターン検査装置(AOI)を製造。7月5日、車載フレキシブル基板向け検査装置の受注を獲得。初の自動車分野向け検査装置。今期業績予想には織り込み済み。6月7日、21年4月期の最終損益(非連結)は11.9億円の赤字(前の期連結は0.7億円の黒字)に転落したが、22年4月期は1.7億円の黒字に急浮上する見通し。今期の年間配当は3円で、2期ぶりに復配する方針。
7049 識学
独自組織運営理論『識学』による経営層向けコンサルが柱。7月2日、アイドマ・ホールディングス株式の売却に伴い、22年2月期第2四半期に売却益4600万円を特別利益に計上。6月30日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は5900万円の黒字(前年同期は3300万円の赤字)に浮上し、通期計画の3億5300万円に対する進捗率は16.7%。
8070 東京産業
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)製品が柱の機械商社。再生可能エネルギー関連に注力。5月31日、アール・エス・アセットマネジメントと再生可能エネルギー発電所の運営・管理を手掛ける合弁会社を設立。5月14日、21年3月期の連結経常利益は前の期比25.7%減の22億円に、22年3月期は前期比31.3%増の29億円に伸びる見通し。
9517 イーレックス
代理店通じた電力小売り主力。5月13日、21年3月期の連結経常利益は前の期比69.5%増の148億円に拡大したが、22年3月期は前期比22.6%減の115億円に減る見通し。今期の年間配当は前期比2円増の20円に増配する方針。
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こだわりレーティング |
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07月07日(水)分
1925 |
大和ハウス |
野村 |
Buy継続 |
3940円→4110円 |
3436 |
SUMCO |
東海東京 |
OP継続 |
2310円→3410円 |
4118 |
カネカ |
東海東京 |
OP継続 |
3910円→5900円 |
4543 |
テルモ |
みずほ |
買い継続 |
5300円→6000円 |
4684 |
オービック |
SBI |
新規買い |
25000円 |
4733 |
OBC |
SBI |
新規買い |
7700円 |
7261 |
マツダ |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
1180円→1400円 |
7476 |
アズワン |
東海東京 |
OP継続 |
17700円→17800円 |
9613 |
NTTデータ |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
2000円→2100円 |
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