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令和3年8月2日(月)
07月30日現在海外相場 |
NYダウ |
34935ドル |
−149ドル |
ナスダック指数 |
14672P |
−100P |
CME日経先物 |
27450円 |
+100円 |
(尚、CME日経先物の前日比は前日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎8月相場入り
8月入りです。目下絶賛、東京五輪が開催されており、暑い中で各国の選手が活躍しています。メダル数を競うものではないと言う意見もあるのですが、それでも日本人としては気になるところです。8月1日時点での日本の金メダル数は17個、中国の24個、米国の20個に次いで3位となっています。つい先日まで日本が金メダル数でトップに立っていましたが、流石に世界1位と2位のGDPを誇る両国が一躍数を伸ばして来ました。
オリンピックに経済や政治を持ちこむべきではないと言う事ですが、ただ現在のオリンピックが商業主義になってしまい、IOCと契約して企業が表だって広告を出しているところなどは明らかに経済と密接に絡めていると言えます。実際に企業と契約を交わしているプロスポーツ選手が堂々と競技に参加しています。テニスの大坂なおみさんやゴルフの松山松山英樹さんもそうですし、野球に参加している日本人チームもプロ野球選手となっています。
勿論、プロもアマチュアも区別を付けるべきではないとする見方もあるのですが、同じ土俵で戦うと言う事ではやはり何か違和感があるのは確かです。まあそれでも同じ日本人の代表として活躍して、表彰式で日本国旗を掲げ、君が代が会場に流れると言う事は、日本人としての意識が高まることになるのは間違いありません。いずれにしても東京五輪も後半戦に入りますし、まだまだ日本人選手の活躍に期待し、応援して行きたいですね。
8月相場ですが、日経平均株価は足元で上値の重い展開が続いています。年初来安値が1月初めの2万7002円ですから後200円程度にまで迫っています。勿論、最大の売り材料は国内で新型コロナウイルスの感染に歯止めがかからず、大阪府などに緊急事態宣言が追加発令される見通しとなり、経済活動の正常化が後退する懸念が広がった事が上げられています。
新型コロナウイルスの新規感染者数は初め1万人を超え、感染力が強いとされるインド型(デルタ型)も急拡大しており、警戒感が強まっている状況です。政府は本日8月2日からら31日の期間で大阪府や首都圏3県を宣言対象地域に追加することを決め、東京都と沖縄県の宣言期間も31日まで延長されることになっています。
テクニカル的に見ても、日経平均株価は2月の高値の3万円台から明らかに上値が抑えられ、下値が切り下がっている動きで「弱い」相場を表していると言えます。その弱さを表しているのには日経平均株価が11カ月連続で月末の価格が前日比で下げていることだとの指摘もあるようです。月の半ばに高い水準がってお月末に掛けて売りに押され、月末に前日比で下げ陰線で終わっている訳です。
更に昨年の8月以降、下値を維持してきた200日移動平均線の2万7823円も大きく割り込んでしまっています。そのような中で世界的に新型コロナウイルスの変異株による感染の再拡大が起こっている訳ですが、それでも米国などは主要株価指数が高値圏を維持している訳ですから、日本株の割安感が前面に出ていると言えます。
目下企業決算発表が相次ぎますが、日本経済の成長性を見極める意味でも株価の先行きを不安視する声もあるようです。IMF(国際通貨基金)が7月27日に改定した世界経済見通しでは、米国をはじめとする先進国の今年の成長率予想が軒並み引き上げられる中で、日本だけが0.5%引き下げられたと報じれています。企業決算の内容次第では個別株を物色する流れも出て来そうですが、全体相場で見ると、もう暫く日柄が掛かるのかも知れません。
2412 ベネフィット・ワン
官公庁や企業の福利厚生・健康診断・保健指導の運営代行サービスが主。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比32.0%増の28.7億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の53.3億円に対する進捗率は54.0%に達し、5年平均の48.5%も上回った。
3355 クリヤマホールディングス
ゴム、合成樹脂製品を主体に産業用、建設用、運動施設用資材。海外売上高は北米中心で収益源。7月29日、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の18億円→26.5億円(前年同期は16.8億円)に47.5%上方修正し、増益率が7.1%増→58.0%増に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通し。通期の経常利益は従来予想の30億円(前期は33.1億円)を据え置いた。
4308 Jストリーム
4-6月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地。また、9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の5.6億円に急拡大し、通期計画の23.9億円に対する進捗率は5年平均の6.0%を上回る23.6%に達した。
4552 JCRファーマ
ヒト成長ホルモン製剤が主力、バイオ後続品も成長。希少疾病のバイオ新薬開発にも取り組む。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.5倍の30億円に急拡大したが、通期計画の187億円に対する進捗率は16.0%となり、5年平均の13.4%とほぼ同水準。
4980 デクセリアルズ
旧ソニーケミカルが再上場。異方性導電膜、光学弾性樹脂などニッチな電子部材・材料に強い。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.6倍の45.1億円に急拡大し、通期計画の118億円に対する進捗率は38.2%に達し、5年平均の17.9%も上回った。
5208 有沢製作所
ガラス繊維が発祥。プリント基板向け電子材料が主力。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比44.8%増の10.6億円に拡大。4-9月期(上期)の同利益を従来予想の14億円→19億円(前年同期は13.4億円)に35.7%上方修正し、増益率が3.9%増→41.1%増に拡大する見通し。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の30億円→35億円(前期は35.7億円)に16.7%上方修正し、減益率が16.2%減→2.2%減に縮小する見通した。
6104 芝浦機械
射出、ダイカストなど成形機が主軸。大型工作機械も得意。東芝から自己株取得し持分から離脱。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は3億9000万円の黒字(前年同期は4200万円の赤字)に浮上し、4-9月期(上期)計画の3億円に対する進捗率が130.0%とすでに上回った。
6315 TOWA
封止や切断加工など半導体後工程用製造装置大手。7月29日、22年3月期の連結経常利益を従来予想の50億円→91億円(前期は38.1億円)に82.0%上方修正し、増益率が31.0%増→2.4倍に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せ。4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の27億円→53億円(前年同期は12.2億円)に96.3%上方修正し、増益率が2.2倍→4.3倍に拡大し、従来の11期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せ。
6504 富士電機
重電大手。パワエレ機器や自販機、パワー半導体に強み。発電設備は海外中心、収益は下期偏重。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の59億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の110億円に対する進捗率は53.7%に達し、5年平均の31.8%も上回った。
6702 富士通
ITサービス、サーバーで国内首位。官公庁・金融・流通向け多い。非コア事業の分社化推進。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比52.6%増の395億円に拡大。
6723 ルネサスエレクトロニクス
NECエレとルネサステクが統合。車載用マイコン世界首位級。米国2社を計1兆円で買収。7月29日、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結税引き前利益は前年同期比70.4%増の507億円に拡大。
6861 キーエンス
FAセンサーなど検出・計測制御機器大手。生産は国内工場軸に外注。持分にジャストシステム。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比82.0%増の959億円に拡大。
6954 ファナック
工作機械用NC(数値制御)装置世界首位。産業用ロボや小型マシニングセンタも。配当性向60%。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.4倍の579億円に急拡大。通期の同利益を従来予想の1645億円→2164億円(前期は1287億円)に31.6%上方修正し、増益率が27.8%増→68.1%増に拡大する見通し。4-9月期(上期)の同利益を従来予想の974億円→1148億円(前年同期は382億円)に17.9%上方修正し、増益率が2.5倍→3.0倍に拡大する見通し。
6967 新光電気工業
半導体パッケージ、リードフレーム大手。インテルに供給。富士通系だがグループ販売比率は小。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の145億円に急拡大。4-9月期(上期)の同利益を従来予想の181億円→276億円(前年同期は83.4億円)に52.5%上方修正し、増益率が2.2倍→3.3倍に拡大し、従来の15期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せ。通期の同利益を従来予想の337億円→395億円(前期は265億円)に17.2%上方修正し、増益率が27.1%増→49.0%増に拡大し、15期ぶりに過去最高益を更新する見通し。
6971 京セラ
コンデンサーなど電子部品大手。太陽電池モジュール、通信機器、複写機など多角化経営を標榜。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比79.1%増の544億円に拡大し、通期計画の1600億円に対する進捗率は34.0%となり、4年平均の33.5%とほぼ同水準。
6981 村田製作所
電子部品大手。世界トップのセラミックコンデンサーが主柱。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比92.3%増の1037億円に拡大。4-9月期(上期)の同利益を従来予想の1580億円→2050億円(前年同期は1331億円)に29.7%上方修正し、増益率が18.7%増→54.0%増に拡大し、従来の6期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せ。通期の同利益を従来予想の3220億円→3670億円(前期は3164億円)に14.0%上方修正し、増益率が1.8%増→16.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せ。
9697 カプコン
家庭用ゲームソフト開発大手。アクション系軸に人気作品多数。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の238億円に急拡大し、通期計画の420億円に対する進捗率は56.9%に達し、5年平均の24.8%も上回った。
1973 NECネッツエスアイ
NECの工事部門が独立。一般企業・通信会社向けにシステム構築やクラウド提供。通信工事も。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の30.4億円に急拡大。4-9月期(上期)の同利益を従来予想の70億円→87億円(前年同期は67.7億円)に24.3%上方修正し、増益率が3.3%増→28.4%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せ。通期の同利益を従来予想の260億円(前期は254億円)を据え置いた。
2491 バリューコマース
アフィリエイト(成果報酬型)広告で首位級。7月14日、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の34億円→37.4億円(前年同期は30.3億円)に10.0%上方修正し、増益率が12.1%増→23.3%増に拡大し、従来の5期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
3377 バイク王&カンパニー
中古2輪車買い取り最大手。小売り併設の『バイク王』全国展開。査定から買い取りまで標準化。7月5日、21年11月期第2四半期累計(20年12月-21年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.6倍の9.3億円に急拡大し、通期計画の16.5億円に対する進捗率は56.9%に達し、5年平均の30.6%も上回った。
3415 TOKYO BASE
国内ブランド特化型のセレクトショップと独自ブランド『UNITED TOKYO』店運営。7月14日、22年1月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は2.6億円の黒字(前年同期は0.4億円の赤字)に浮上し、通期計画の12億円に対する進捗率は21.8%。
4180 Appier Group
企業の経営課題の解決を支援するAI搭載のプラットフォームを提供。5月12日、。21年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前損益は5.4億円の赤字(前年同期は3.9億円の赤字)に赤字幅が拡大。
4251 恵和
液晶ディスプレー用高機能フィルムを開発・製造。鉄鋼用包装資材や建設資材も手がける。5月14日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比76.3%増の4.6億円に拡大し、1-6月期(上期)計画の6.5億円に対する進捗率は71.1%に達し、さらに前年同期の50.3%も上回った。
4308 Jストリーム
ネットによる動画ライブ中継やオンデマンド放送の配信インフラ提供。映像制作等も手がける。7月5日、宝塚歌劇星組 舞浜アンフィシアター公演「VERDAD!!」を世界初の「8Kウルトラズーム」でライブ配信実施。5月10日、21年3月期の連結経常利益は前の期比4.2倍の23.5億円に急拡大し、従来予想の18億円を上回って着地。22年3月期も前期比1.7%増の23.9億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通し。8期連続増収、3期連続増益。
6723 ルネサスエレクトロニクス
NECエレとルネサステクが統合。車載用マイコン世界首位級。米国2社を計1兆円で買収。4月28日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比24.3%増の176億円に伸びた。従来未定としていた今期の上期配当を見送る方針。下期配当は引き続き未定。
7351 グッドパッチ
企業のアプリやWebサービスを主にデザイン面で支援して開発。独子会社で欧州にも展開。7月15日、21年8月期第3四半期累計(20年9月-21年5月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の3億2800万円に急拡大。通期の同利益を従来予想の2億9600万円→3億7400万円(前期は2億1100万円)に26.4%上方修正し、増益率が40.3%増→77.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せ。
7561 ハークスレイ
弁当『ほっかほっか亭』の全国FC統括会社。弁当宅配を強化中。店舗委託、ベーカリーも展開。5月18日、9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。5月12日、21年3月期の連結経常利益は前の期比26.7%減の9.1億円になったが、22年3月期は前期比64.5%増の15億円に拡大する見通し。今期の年間配当は22円で、2期ぶりに復配する方針。
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こだわりレーティング |
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07月30日(金)分
2151 |
タケエイ |
東海東京 |
OP継続 |
1430円→2070円 |
3635 |
コーエーテクモHD |
岡三 |
強気継続 |
6400円→6500円 |
4063 |
信越化学工業 |
GS |
買い継続 |
23200円→23300円 |
4307 |
NRI |
野村 |
Buy継続 |
4140円→4280円 |
4751 |
サイバーA |
大和 |
1継続 |
2700円→2900円 |
4751 |
サイバーA |
岩井コスモ |
A継続 |
2800円→3300円 |
5727 |
東邦チタニウム |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
1200円→1350円 |
5857 |
アサヒHD |
いちよし |
A継続 |
3300円→3500円 |
6315 |
TOWA |
いちよし |
A継続 |
3200円→3300円 |
6676 |
メルコHD |
岩井コスモ |
A継続 |
5800円→6900円 |
6697 |
テックポイント |
東海東京 |
OP継続 |
2000円→2800円 |
6723 |
ルネサスエレク |
モルガンS |
Overweight継続 |
1650円→1900円 |
6723 |
ルネサスエレク |
GS |
買い継続 |
1450円→1550円 |
6861 |
キーエンス |
GS |
買い継続 |
73000円→75000円 |
6981 |
村田製作所 |
野村 |
Buy継続 |
12400円→12600円 |
6981 |
村田製作所 |
モルガンS |
Overweight継続 |
10600円→11500円 |
6981 |
村田製作所 |
GS |
買い継続 |
10400円→10600円 |
7735 |
スクリーンHD |
岩井コスモ |
A継続 |
13400円→14000円 |
7741 |
HOYA |
マッコーリー |
OP継続 |
15375円→17100円 |
7956 |
ピジョン |
野村 |
Neutral→Buy格上げ |
3700円→4400円 |
8001 |
伊藤忠商事 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
3800円→3900円 |
8031 |
三井物産 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
2900円→3150円 |
8031 |
三井物産 |
みずほ |
買い継続 |
2400円→3200円 |
8424 |
芙蓉総合リース |
野村 |
Buy継続 |
8900円→9750円 |
9101 |
日本郵船 |
東海東京 |
OP継続 |
5710円→6530円 |
9104 |
商船三井 |
東海東京 |
OP継続 |
5420円→6960円 |
9532 |
大阪ガス |
GS |
買い継続 |
2650円→2700円 |
9602 |
東宝 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
4400円→5500円 |
9697 |
カプコン |
マッコーリー |
OP継続 |
3800円→4200円 |
9984 |
SBG |
東海東京 |
OP継続 |
10000円→10500円 |
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