|
|
令和3年8月3日(火)
08月02日現在海外相場 |
NYダウ |
34838ドル |
−97ドル |
ナスダック指数 |
14681P |
+8P |
CME日経先物 |
27500円 |
−240円 |
(尚、CME日経先物の前日比は前日の大証比) |
|
本日のこだわり相場感
|
|
◎揉み合い
世界的にも新型コロナウイルス感染の再拡大の動きとなっています。米国でも新型コロナで感染力の高いインド型(デルタ型)の感染が広がっているようです。ただ、バイデン政権のファウチ首席医療顧問は1日、米メディアのインタビューで「ロックダウン(都市封鎖)はしない」との考えを示しており、感染者数はこれから増える見通しだが、ワクチン接種が進んでいることで昨冬のような深刻な状況には陥らない見通しだと発言しています。
やはりワクチン接種が今後も感染拡大のカギを握ると言うか、感染者数よりも重症化数や死亡者数にとっては最も大きな意味を持つものになるのかも知れません。実際に日本でもワクチン接種率は65歳の高齢者で一回接種率が86%、二回接種率が既に75%に達しています。日本全体ではそれぞれ40%、30%程度ですから、若い人の接種が進んで来ると大きく流れが変わるのかも知れません。
死亡者数で見てもここ1週間では日々10人程度で抑えられており、感染者数の増加傾向とは違う動きとなっていますからこの点を捉えても重症化し死に至るケースの多い高齢者のワクチン接種が進んだ影響が出ていると言えます。
ただ、ワクチンの効果には期限があるようで、どうやら半年で効果が低減すると言った報道もあるようです。英国は今年9月から3200万人を対象に新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種を開始する見込みだそうです。又、イスラエル公衆衛生当局の責任者、シャロン・アルロイプライス氏は、同国では現時点で新規感染者の約半数がワクチン接種の完了者で、従来より症状が重い兆候が表れ始めていると報じています。
同氏は接種時期が1月の人の感染は3月の人の倍で、ワクチンの効果が低下していることは明らかで、このため同国はブースター接種に踏み切ったと説明しています。接種時期が1月と言えば既に半年が経過している訳ですから、ワクチン接種を再度受ける必要があると言うことになります。
日本でも同様の状況だとすると、ワクチン接種が開始した4月屋5月からの半年経過の年末にはワクチンを接種した人の再感染者が出る可能性も否定できない訳で、その点で今後新型コロナウイルスの市中感染の状況次第では政府も対策を講じる必要があるのかも知れません。個人的には半年ごとに今の腕に打って暫く痛いワクチンを接種し続けると考えると憂鬱になりますが、その懸念も感染が収束することで解決される事を祈るしかないようです。
相場ですが足元で企業の決算発表が本格化していますが、大和証券では今年度の4-6月期利益の進捗率が過去に比べて高い銘柄が買われる傾向があるということだそうです。保守的な通期見通しを示して4-6月期の進捗率が高くなる癖を持つ企業ではなく、意外感がある決算がポイントだそうです。
例えば28日発表の日産自動車の4-6月期の連結営業利益は通期計画の5割に達し、コロナ禍前の5年間の進捗率の中央値である25%を大きく上回っています。株価は翌日から8月2日までで6%近く上昇。手堅くかつ株価に織り込まれていない好材料という動きとなっています。「コロナ禍でコスト構造を見直し、東証1部上場企業の今期経常利益は過去最高を更新しそう。にもかかわらず海外投資家が日本株に要求するリスクプレミアムは上昇している」と同証券は指摘しています。
と言うことで日経平均株価自体は昨日は自律反発の動きでほぼ500円高で200日移動平均線の2万7845円近辺まで戻しています。この200日線が上値の壁となるのか、或いはすんなり上抜けて行けるのかを見極める展開になりそうです。
2127 日本M&Aセンター
中堅中小企業のM&A仲介で最大手。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比19.1%増の58億円に伸びた。4-9月期(上期)の同利益を従来予想の77.4億円→100億円(前年同期は97.6億円)に29.2%上方修正し、一転して2.4%増益を見込み、3期連続で上期の過去最高益を更新する見通し。通期の同利益を従来予想の172億円(前期は165億円)を据え置いた。
2326 デジタルアーツ
ネットの有害情報遮断、情報漏洩防止フィルタリングソフト国内最大手。他業種との連携推進。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比49.7%増の7.3億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の14.7億円に対する進捗率は5年平均の30.4%を上回る49.8%に達した。
2427 アウトソーシング
工場製造ラインへの人材派遣・請負が主力。7月30日、。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結税引き前利益は前年同期比5.5倍の109億円に急拡大し、従来予想の69.5億円を上回って着地。通期計画の214億円に対する進捗率は51.4%に達し、さらに5年平均の28.3%も上回った。
3294 イーグランド
首都圏地盤にマンション・戸建て中古再生事業を展開。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比8.3倍の7.6億円に急拡大。4-9月期(上期)の同利益を従来予想の6.7億円→13.5億円(前年同期は5.1億円)に2.0倍上方修正し、増益率が29.1%増→2.6倍に拡大し、従来の4期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せ。通期の同利益を従来予想の14.4億円(前期は13.3億円)を据え置いた。発行済み株式数(自社株を除く)の5.5%にあたる35万株(金額で4億円)を上限に自社株買いを実施。
4502 武田薬品
国内製薬首位。がん、中枢神経、消化器、希少疾患等に重点。巨額買収で世界売上上位10強入り。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比71.1%増の2229億円に拡大し、通期計画の3520億円に対する進捗率は63.3%に達したものの、5年平均の76.2%を下回った。
5333 日本ガイシ
ガイシ世界一。セラミックス技術で排ガス用ハニカム等多角化。NAS電池量産。森村グループ。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比122倍の231億円に急拡大。通期の同利益を従来予想の680億円→790億円(前期は530億円)に16.2%上方修正し、増益率が28.3%増→49.0%増に拡大する見通し。4-9月期(上期)の同利益を従来予想の320億円→400億円(前年同期は122億円)に25.0%上方修正し、増益率が2.6倍→3.3倍に拡大する見通し。
6135 牧野フライス
工作機械上位。金型・部品や航空機向けマシニングセンタ(MC)が柱。先端志向の技術に強み。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は16.2億円の黒字(前年同期は17.8億円の赤字)に浮上して着地。通期の同損益を従来予想の26億円の黒字→81億円の黒字(前期は13.7億円の赤字)に3.1倍上方修正。4-9月期(上期)の同損益を従来予想の8億円の黒字→30億円の黒字(前年同期は28.1億円の赤字)に3.8倍上方修正。
6266 タツモ
半導体装置が主軸。液晶用塗布装置で高シェア。7月30日、21年12月期の連結経常利益を従来予想の17.2億円→21.6億円(前期は18.4億円)に25.3%上方修正し、一転して16.8%増益を見込み、一気に4期ぶりに過去最高益を更新する見通し。1-6月期(上期)の連結経常利益も従来予想の3.8億円→8.2億円(前年同期は12億円)に2.1倍上方修正し、減益率が68.2%減→32.1%減に縮小する見通し。
6586 マキタ
電動工具トップ。海外現地生産化で先行、販売拠点豊富。園芸機器も強化中。配当性向30%以上。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比81.3%増の298億円に拡大。通期の同利益を従来予想の823億円→880億円(前期は871億円)に6.9%上方修正し、一転して0.9%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通し。
6727 ワコム
ペン入力のタブレットで世界首位。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比47.3%増の30.9億円に拡大し、通期計画の110億円に対する進捗率は28.1%に達し、さらに前年同期の14.9%も上回った。発行済み株式数(自社株を除く)の1.23%にあたる200万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。
6737 EIZO
PCや遊技機用ディスプレー専業メーカー。医療、産業など特定用途を育成。欧州で高占有。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比7.8倍の45.7億円に急拡大し、通期計画の98億円に対する進捗率は46.7%に達し、5年平均の11.9%も上回った。
6963 ローム
カスタムLSI首位。ダイオードなど半導体素子や抵抗器有力。OKI半導体事業買収。好財務。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の163億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の290億円に対する進捗率は56.4%に達し、5年平均の36.6%も上回った。
9468 カドカワ
出版大手KADOKAWAと動画サイト運営のドワンゴが統合。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比59.5%増の61.4億円に拡大し、通期計画の125億円に対する進捗率は49.2%に達し、5年平均の27.9%も上回った。
2412 ベネフィット・ワン
官公庁や企業の福利厚生・健康診断・保健指導の運営代行サービスが主。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比32.0%増の28.7億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の53.3億円に対する進捗率は54.0%に達し、5年平均の48.5%も上回った。
3377 バイク王&カンパニー
中古2輪車買い取り最大手。小売り併設の『バイク王』全国展開。査定から買い取りまで標準化。7月5日、21年11月期第2四半期累計(20年12月-21年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.6倍の9.3億円に急拡大し、通期計画の16.5億円に対する進捗率は56.9%に達し、5年平均の30.6%も上回った。
4980 デクセリアルズ
旧ソニーケミカルが再上場。異方性導電膜、光学弾性樹脂などニッチな電子部材・材料に強い。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.6倍の45.1億円に急拡大し、通期計画の118億円に対する進捗率は38.2%に達し、5年平均の17.9%も上回った。
6291 日本エアーテック
クリーンルームと関連機器の専業メーカー。電子、バイオ分野が主な需要先。北関東に製造拠点。5月14日、21年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比9.6倍の12億円に急拡大し、通期計画の16.5億円に対する進捗率は73.0%に達し、5年平均の11.2%も上回った。
6315 TOWA
封止や切断加工など半導体後工程用製造装置大手。7月29日、22年3月期の連結経常利益を従来予想の50億円→91億円(前期は38.1億円)に82.0%上方修正し、増益率が31.0%増→2.4倍に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せ。4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の27億円→53億円(前年同期は12.2億円)に96.3%上方修正し、増益率が2.2倍→4.3倍に拡大し、従来の11期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せ。
6757 OSGコーポレーション
浄水器、電解水素水および衛生管理機器の製販、メンテの一貫体制。高級食パン専門店を展開。6月10日、22年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比6.9%減の2.9億円に減り、2-7月期(上期)計画の7.6億円に対する進捗率は38.9%となり、5年平均の36.1%とほぼ同水準。
6832 アオイ電子
独立系の電子部品製造。半導体集積回路組み立て・検査受託が柱。印刷ヘッドや抵抗器の製造も。7月30日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比23.8%増の9.9億円に伸びた。4-9月期(上期)の同利益を従来予想の8億円→17億円(前年同期は6.5億円)に2.1倍上方修正し、増益率が21.4%増→2.6倍に拡大する見通し。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の16億円→25億円(前期は15.6億円)に56.3%上方修正し、増益率が2.3%増→59.8%増に拡大する見通し。
6861 キーエンス
FAセンサーなど検出・計測制御機器大手。生産は国内工場軸に外注。持分にジャストシステム。7月29日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比82.0%増の959億円に拡大。
9101 日本郵船
海運で国内首位。陸空運強化、傘下に郵船ロジ、日本貨物航空。コンテナ船は18年4月事業統合。7月1日、22年3月期の連結経常利益を従来予想の1400億円→3700億円(前期は2153億円)に2.6倍上方修正し、一転して71.8%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通し。4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の860億円→2750億円(前年同期は474億円)に3.2倍上方修正し、増益率が81.3%増→5.8倍に拡大し、13期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通し。
9104 商船三井
海運大手。鉄鉱石船、タンカー、LNG船中心に不定期船に強い。コンテナ船は18年4月事業統合。6月21日、22年3月期の連結経常利益を従来予想の1000億円→2200億円(前期は1336億円)に2.2倍上方修正し、一転して64.7%増益見通し。4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の650億円→1850億円(前年同期は327億円)に2.8倍上方修正し、増益率が98.6%増→5.7倍に拡大する見通し。
9857 英和
計測・制御機器中心の技術専門商社。大企業の固定客多く地盤安定。組立・製造子会社を持つ。5月14日、21年3月期の連結経常利益は前の期比1.5%増の17.9億円になり、22年3月期は前期比0.5%増の18億円とほぼ横ばいを見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通し。6期連続増益。前期の年間配当を34円→39円(前の期は37円)に増額し、今期も39円を継続する方針。
|
|
こだわりレーティング |
|
08月02日(月)分
1973 |
NESIC |
水戸 |
A継続 |
2400円→2500円 |
2267 |
ヤクルト |
野村 |
Buy継続 |
8100円→8300円 |
2791 |
大黒天物産 |
岩井コスモ |
B+→A格上げ |
6350円→7600円 |
2802 |
味の素 |
野村 |
Buy継続 |
3500円→3700円 |
2802 |
味の素 |
GS |
買い継続 |
3100円→3200円 |
3104 |
富士紡HD |
いちよし |
A継続 |
7200円→7500円 |
3433 |
トーカロ |
いちよし |
A継続 |
2400円→2500円 |
4063 |
信越化学工業 |
SBI |
買い継続 |
24400円→26000円 |
4205 |
日本ゼオン |
GS |
買い継続 |
2270円→2290円 |
4286 |
レッグス |
いちよし |
A継続 |
3500円→4300円 |
4368 |
扶桑化学 |
いちよし |
A継続 |
5300円→5500円 |
4923 |
コタ |
いちよし |
A継続 |
2500円→2900円 |
5333 |
日本ガイシ |
マッコーリー |
Neutral→OP格上げ |
2100円→2250円 |
5334 |
日本特殊陶業 |
野村 |
Buy継続 |
1900円→2100円 |
5423 |
東京製鐵 |
GS |
買い継続 |
1350円→1550円 |
5929 |
三和HD |
GS |
買い継続 |
1500円→1680円 |
5938 |
LIXILグループ |
GS |
買い継続 |
3300円→4000円 |
6201 |
豊田織機 |
マッコーリー |
OP継続 |
11000円→11500円 |
6501 |
日立 |
野村 |
Buy継続 |
7000円→7800円 |
6586 |
マキタ |
GS |
買い継続 |
6100円→7000円 |
6702 |
富士通 |
岩井コスモ |
A継続 |
22000円→26500円 |
6857 |
アドバンテスト |
岩井コスモ |
A継続 |
12500円→13000円 |
6861 |
キーエンス |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
58700円→69800円 |
6902 |
デンソー |
マッコーリー |
OP継続 |
8500円→9000円 |
6902 |
デンソー |
GS |
買い継続 |
10000円→10500円 |
6963 |
ローム |
マッコーリー |
OP継続 |
13600円→14000円 |
6981 |
村田製作所 |
岩井コスモ |
A継続 |
12000円→13000円 |
8585 |
オリエントコーポ |
野村 |
Buy継続 |
185円→195円 |
9143 |
SGHD |
GS |
買い継続 |
3000円→3200円 |
9962 |
ミスミG |
野村 |
Buy継続 |
4200円→4530円 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|