勝つための“投資戦略”を探る|今年、日経平均があと25%上昇する可能性|デイトレ、デイトレード、株式情報ならカブビト
− 3/19(火) −
今年、日経平均があと25%上昇する可能性
金融政策でトレンドは変わらないのではないか
日経平均は3月7日に40472円の史上最高値を付けてから調整の動きになっています。
その後、3月12日に安値38271円をつけましたが、昨日18日に高値39769円まで戻しました。本日19日前場は39600円前後の水準となっています。
株価下落の要因は
@日経平均のPERが16倍台とやや高くなっていたこと
Aエヌビディアの株価が下落したこと
B日銀がゼロ金利政策を終了する可能性が濃厚になってきたこと
C米国FRBの利下げ観測がややトーンダウンしていること
BとCについては、株価に与える影響が複雑であり、現状、それほど明確な株安要因になっているとは思えません。
日銀は本日19日にもゼロ金利政策終了を発表する可能性が濃厚ですが、今後も金利を引き上げていく可能性は低いでしょうし、実質的に現状維持で、株価に対する影響は中立ではないでしょうか。
@については先週も検討しましたが、5月以降は企業業績の発表に伴いEPSが引き上げられて、PERが下がる可能性が高いと思います。それに加えて、AI革命が進展していく中でPER水準は20倍程度に上昇していく可能性があると思います。
直近の相場で最大かつ圧倒的な相場要因はエヌビディアの動向でしょう。
エヌビディアの業績の勢いはすさまじく、同社の半導体に対する需要の大きさを考えると、その勢いが衰えることは当面考えづらいです。
それでいながら、エヌビディア株の来期予想PERは23倍程度と、成長性の大きさから考えるとかなり割安な水準といえます。同社の株価が天井を付けたとは考えづらく、まだ上昇トレンドは続いていくのではないでしょうか。
そう考えると、日経平均の上昇もまだ道半ばなのではないかと思われます。
いろいろ考えても、バブルという状況からはまだほど遠く、ファンダメンタルズに沿った健全な上昇トレンドが当面続く可能性が高いと思います。
3月から6月にかけて株価は平均15%上昇
3月は決算に伴う売りなども出やすく、過去の事例を見ても安値を付けやすい月です。
本日のモーニングサテライトで岩井コスモ証券の林さんが解説していましたが、3月安値から6月高値までの平均上昇率は過去20年のデータで15%ほどになっているそうです。
また、今回のように、3月の調整が急落型でなく軽度の調整の場合、9月から12月にかけて平均10%程度上昇しているそうです。これは過去10年のデータとのこと。
もちろん、過去のデータ通りに動くわけではありませんが、3月から6月にかけて15%、9月から12月にかけて10%、合計で25%かそれ以上に上昇する可能性は、ファンダメンタルズ的にも見ても十分にあり得ると思います。そうなると、日経平均が5万円程度になる計算となります。
いずれにしても、私は引き続き、相場に対して強気な見方をしていますし、AI関連株を中心に積極的なポジションを続けたいと思っています。
<注意>
原稿は、運用で勝つための戦略を探るアイデアを模索している過程を記したものです。記載される 米国株動向、世界経済動向予想、さらに日経平均予想についてもテクニカルが主体であり、あくまでも予想であります。相場は急激に想定外に変化する場合もあります。読者の皆さんが投資される際には、これをあくまでも参考として、最終的にはご自身で吟味して投資していただくようにお願いします。