勝つための“投資戦略”を探る|29日早朝、いよいよエヌビディア決算発表|デイトレ、デイトレード、株式情報ならカブビト
− 8/27(火) −
29日早朝、いよいよエヌビディア決算発表
上昇相場継続の3条件
日経平均は8月に入り、38000円台から31000円ぎりぎりまで急落し、38000円台まで戻してきました。
8月16日に38000円台を回復してからは2週間近く横這いの動きが続いています。
週足や月足で見ると、非常に長い下ひげをつけました。長い下ひげは下値からの買い意欲の強さを表すものであり一般的には上昇サインと考えられます。
しかし、高値で長い下ひげをつけると、下降転換するサインだと主張する人たちもいます。
正直なところ、チャートだけでは判断できません。やはり大事なのはファンダメンタルズであり実体経済や企業の動向です。
実体経済の動きを基にした私の基本的な相場観は、「現在はIT革命を背景としたメガトレンドが進展しており、今回の急落はそのメガトレンド内の一時的な急落だった」というものです。
さらに、8月の急落⇒急反発の動きを経て、コロナバブルに似た上昇条件がそろったのではないかと考えています。その理由は、
@AI革命の進展し続けている
A米国が利下げモードに入りそう
B投機ポジションが大幅に整理されて需給が軽くなった
という3点です。
エヌビディア決算で株価はどうなるか
3条件の中で最も重要なのはAI革命の進展だと思いますが、そうした意味で当面の相場を占う最大のイベントが28日のエヌビディア決算です。日本時間では29日朝方になります。
私の原稿で個別株の推奨はできませんが、AI相場の動向を占う上で同社に対する注目は怠れませんので、全体相場の分析の一環としてエヌビディアについては追跡していきたいと思います。同社の業績と株価の動向次第で、AI相場の展開が決定づけられると言って過言ではありませんので。
AI向けデータセンターへの投資が爆発的に拡大している状況から考えて、同社がかなりの好決算を発表することはまず間違いないと思います。
ただ、好決算についてはある程度織り込まれていると思いますので、発表後に株価がどう動くかについては予想しづらいところです。もちろん決算内容次第ではありますが、今後数年は大きく業績を伸ばしていく可能性がかなり高く、短期的な株価の動きによらず大きな上昇トレンドが当面続く可能性が高いのではないかと思っています。AI相場がまだ道半ばであると考えている以上、当然私としてはそのような結論になります。
私は、AI相場の本番は、エヌビディアの新型GPU「ブラックウェル」が来年以降本格出荷されてからではないかと考えています。
ですから、かりに決算発表後にエヌビディア株が下落して、AI関連株全般が下落しても、それは絶好の買いチャンスになるのではないかと思います。
ちなみに、今回発表されるエヌビディアの5−7月期決算は、売上高280億ドル、営業利益169億ドルが会社予想として出されています。この数字をどのくらい上回れるのか、注目してみましょう。
<注意>
原稿は、運用で勝つための戦略を探るアイデアを模索している過程を記したものです。記載される 米国株動向、世界経済動向予想、さらに日経平均予想についてもテクニカルが主体であり、あくまでも予想であります。相場は急激に想定外に変化する場合もあります。読者の皆さんが投資される際には、これをあくまでも参考として、最終的にはご自身で吟味して投資していただくようにお願いします。