勝つための“投資戦略”を探る|景気後退の心配は杞憂に終わる可能性|デイトレ、デイトレード、株式情報ならカブビト
− 4/22(火) −
景気後退の心配は杞憂に終わる可能性
「下げたら買い」「買ったら持続」というスタンスを継続
日経平均は、4月7日安値30792円から34000円台まで戻し、この1週間も34000円台で推移しました。
31000円前後の水準に位置している60ヵ月移動平均線が重要なサポートラインとなって、今後は徐々に上昇トレンドに回復していくものと見ています。
現状、市場で懸念されているポイントは、
@トランプ関税の行方
A景気動向
の2つだと思います。
トランプ関税については、私の予想を超える株価下落を引き起こしてしまったこと事実ですが、
@トランプは世界経済を壊すことまではしない
A長い目で参入障壁を下げて世界経済を活発化する可能性もある
と見ています。
たとえば、日本にとってはトランプ関税をきっかけに農産物に関する高い参入障壁や関税を見直すきっかけになるのではないかと思いますし、それは日本経済にとっては長い目で見て非常に良いことだと思います。
景気動向についても、私はほとんど心配していません。
景気後退期に入るという懸念が一部には根強くありますが、かりに景気後退期に入っても短く浅いものに終わると思いますし、今回の株価急落でそれらは十分に織り込まれてしまい、これ以上の株価下落を引き起こすものにはならないのではないかと思います。
日米ともにGDPの3分の2程度を占める非製造業については堅調な状況が続いています。
製造業については経済データを見ると足元でややもたついている感じもします。AI関連以外の分野がやや停滞期に入っているからです。
しかし、非AI分野も底割れするほど落ち込む状況ではありませんし、AI分野はこれから数倍というようなレベルで爆発的に需要拡大していく可能性が高く、このAI分野が先導して製造業も拡大トレンドになると思います。
何度も繰り返していますが、AI革命の本番はまだまだこれからです。
ChatGPTなど従来型の生成AIはかなり浸透しましたが、これからは、深い思考を行う推論モデル、人間の代わりに業務を代行するエージェントモデルなどが本格的に生活・仕事・学習・研究の分野で活用されはじめます。その場合、計算資源は最低でも現在の10倍以上は必要になるということで、エヌビディアやARMをはじめとしてAI半導体関連の業績はここからさらに大幅に伸びていく可能性が高いと思います。これはかなり確度の高いシナリオだと思います。
そうした流れを考えると、トランプ関税ショックで株価が急落している現在は、非常に大きな投資チャンスがやってきていると私は思っています。
<注意>
原稿は、運用で勝つための戦略を探るアイデアを模索している過程を記したものです。記載される 米国株動向、世界経済動向予想、さらに日経平均予想についてもテクニカルが主体であり、あくまでも予想であります。相場は急激に想定外に変化する場合もあります。読者の皆さんが投資される際には、これをあくまでも参考として、最終的にはご自身で吟味して投資していただくようにお願いします。