− 2/9(火) −
米国株が指標面からはバーゲンセール状態にあるのは明るい...
山岡マネージャー:米国の雇用情勢がそれほど良くなっていないとか、欧州の財政状態が厳しいままであるとか、そうした「懸念要因」とは今になって明らかになったものではなく、昨年から指摘されていたことではありますけど、買い手掛かりが乏しくなってくるとそうした軽視されていたものを重視し始めるということでしょうかね?
海原総料理長:そうじゃな。常にどんな時でも悪材料もあれば好材料もあるものだが、投資家心理が良好で買い材料が豊富な時には悪材料が解消していないにも関わらず悪材料が存在しないかのように株価も堅調な動きをする。しかし、投資家心理が悪化してくるとなると、特に悪材料が急に多くなったり悪化したわけでもないのに重視し始め、嫌気してしまう。そんなものだろうな。ただ、売られたことで米国株も相当に割安感が強くなっている。
山岡マネージャー:ですよね。何でも今の米国株は、例えばダウ30種採用銘柄で言えばPERは12倍台とか13倍台ぐらいまで下がってきていますし、先行きの業績を織り込むとしたら10倍台とか11倍台になってくるらしいじゃないですか?それに比べて日本株の割高感といったらありませんが、少なくとも米国株が超割安状態であるというのは良いことですよね?
海原総料理長:そうじゃな。米国の景気もそんなに力強く回復しているとは思えないし、雇用情勢だったまだまだ劇的に改善する可能性は低いし、欧州経済だってポルトガル、アイルランド、ギリシャ、スペインに限らずイタリアやフランス、英国だって決して安泰とは言えないし、悪材料や懸念要因はゴロゴロある状態だ。それでも、株価水準は決して低くはないものの米国株が指標面からはバーゲンセール状態にあるのは明るい材料に違いない。米国株の影響を受ける日本株にとってはポジティブなことだ。この先も外部環境の変化に一喜一憂、企業業績の動向に一喜一憂するような神経質な地合いが続くかもしれないが、米株が極端に下がりそうにないということは日本株の下支え要因になるだろうな。
山岡マネージャー:おっしゃる通りだと思います。日本株、特に225の予想PER、TOPIXの予想PERが31倍とか32倍とバカ高いというのは本当にどうにかしてもらいたいものですが、それでも、総料理長がおっしゃるように米国株が今後も動揺が続くとしても一定のところでは下げ止まり、極端に下ブレしそうにないということは「強み」だと思います。日本株をトレーディングする場合も割高株は避けて好調で割安感が感じられる銘柄であれば動くはずですし、この先も十分に稼いでいくこともできると思います。それでは本日も、いくつか「先高期待株」をお願いします。
海原総料理長:そうじゃな。足元で底堅い動きを続けている4634東洋インキだが、今後も水準訂正を狙った買いに支えられた堅調な動きを予想する。先に報じられていたように東洋インキの2010年3月期の見通しは、太陽電池バックシート用の接着剤や液晶パネル向けの高機能顔料など高付加価値品が好調なほか、主力の印刷インキも中国市場での需要が伸びていることを受け、連結最終損益が58億円の黒字(従来予想は40億円、前期は38億円の赤字)になる見通しと発表している。好業績を背景にした買いに支えられ、また、信用の取り組み倍率が0.70倍と「売り長」であることも業績好調な銘柄を狙う買い方には有利な条件と言えそうだ。
山岡マネージャー:株価400円台の3407旭化成に関しても業績に安心感が感じられるようになってきており、株価には先高感が漂ってきています。先に報じられているように、同社の2010年3月期連結業績ですが、自動車や家電の需要増を背景に石油化学品の販売が伸び、一方の住宅や医薬品も好調なことから、連結純利益が前期比4.8倍の230億円になる見通しだと発表しています。自動車や家電業界の「回復の恩恵」を受けている企業の一つと言えそうです。また、ここではバークレイズ、JPモルガンが揃って旭化成の目標株価を580円に引き上げてきた(2月4日)ことも一つの株価の下支え要因として意識されそうです。
海原総料理長:景気が良くないとうこともあり、銀行業界には逆風が吹いている状況かもしれないが、それでも、8316三井住友あたりは見直してもいいだろうな。報道されているように三井住友フィナンシャルグループの2009年4〜12月期決算では、連結最終利益が前年同期の2.9倍にあたる2478億円となり、三菱UFJフィナンシャル・グループの2170億円を抜き、邦銀で首位となっている。最終利益を押し上げたのは不良債権処理費用の減少したためだが、これは素直にポジティブな要因と考えていいだろう。米国では金融規制案などで金融業界は厳しい状況に置かれているが、それそろ日本のメガバンクの財務内容の良さを見直す場面が到来しているかもしれんな。
山岡マネージャー:先の10〜12月期決算では経常利益が2.1倍の12.6億円となり(3四半期累計の通期業績に対する進捗率は80%)、高い伸びを示していた信越化学の子会社である7970信越ポリマーですが、背景にあるのはスマートフォンなど携帯電話向けの「キーパッド」の伸びです。この「キーパッド」の伸びが貢献するほか、コスト削減効果もあり、今2010年3月期業績は予想を上回る可能性が高いとされています。今後も業績好調を期待した買いに支えられた底堅い動きを予想します。押し目買いですね。
海原総料理長:足元で売られていた6794フォスターだが、これは売られ過ぎだろうな。アップルの業績拡大を背景に同社も業績の伸びが続き、売上高や純利益など過去最高を記録していることで買い進まれてきたが、足元ではNYダウが安いとか投資家心理の冷え込みを受けて安くなっていた。かなり売られている。しかし、これだけ安くなったとなったら業績が悪い銘柄であればまだしも、業績が好調なだけに、しかも、PER10倍前後と利安感もあるだけに、ここは見直し場面と考えられる。高い時には買いたくないが、こういう時には是非とも狙ってみるべきだな。
山岡マネージャー:地味なところですが、PER11倍台と割安感があり、業績の上ブレ期待も燻っている2001日本製粉に注目したいと思います。業績見通しに関しては安定感が感じられます。先に報じられていたように、内外で製粉事業が伸びています。国内では家で食事をする人が増えたことで(内食)、家庭向けのパスタや小麦粉やミックス粉が堅調に推移しており(冷凍食品も好調)、海外ではドーナツ用粉やフライ粉などプレミックス粉の出荷がタイで増えたほか、米国で手掛けるパスタ事業も堅調なことなどを受け、2009年4〜12月期連結営業利益は前年同期比15%増の100億円程度になりました。しかも、4〜12月期営業利益の通期予想に対する進捗率は9割に達しており、通期業績予想を上方修正する可能性もあることで、株価には先高感が感じられます。その子さんは何か材料株情報ございますか?
その子さん:ていうかぁー、海原さん達の話じゃないけど、ヨーロッパだけじゃなく日本もアメリカも政府の財政事情ってのは良くないことは間違いないと思うけど、だけどさ?世界経済ってのはどんどん上向いているんでしょ?こないだ言ってたじゃない?IMFが発表した2010年の世界経済見通しによると世界全体の成長率は昨年10月時点の予測の3.1%から3.9%に大幅な上方修正されたってやつ?つまり、3%が4%ぐらいになったわけじゃない?自分達の住んでいる国や自分の身の回りを見たりすると景気はパッとしないと感じるかもしれないけど、よその国は猛烈に経済成長が続いているからIMFの見通しだってそうなったわけじゃない?だったら、あんまり深刻に考えるのは間違いじゃないかしら。やっぱね、アタシが言うまでもないけど世界の人口というのがどんどん爆発的に増えているわけだからさ、世界中で飲むものや食べるものや着るもの、あるいは日用品だとか衛生用品だとか薬だとか車だとか家だとかオモチャだとかがどんどん必要になっているわけじゃない?そうやって冷静に考えていくと世界経済は拡大の一途なんだからさ、安易に楽観しちゃいけないけど下手に悲観するのも間違いよね。てなわけで、やっぱ6796クラリオンかしらね。日産の決算発表が終わったら「ヤレヤレ」になるかもしれないけど、一方では「某筋」のリベンジ銘柄でもあり、そういった「特定筋介入思惑」ってのも意識されているし、案外ここからが“佳境”かもね。
山岡マネージャー:ありがとうございました。それでは、総料理長の方から「今日のおすすめ」をお願いします。
海原総料理長:そうじゃな。ここでコスモ証券が1320円目標、クレディ・スイスが1290円目標とそれぞれ目標株価を引き上げてきたことが話題になっている3405クラレだな。先高感が感じられる。やはり、業績がいいということだろう。先の報道にあったように、クラレは液晶関連素材や自動車向け樹脂がアジアを中心に回復し、コスト削減も寄与するこどなどにより、2010年3月期の連結業績予想を上方修正している。最終利益は前期比8%増の140億円と減益予想が一転して増益になることで証券各社も「ポジティブ・サプライズ」として受け止めており、クレディ・スイスとコスモ証券に限らず強気で臨もうとする証券会社も多いはずだ。少なくともまだ上値余地はありそうだな。
2009年以上の成績を狙うためにカブー・フレンズをご活用下さい!
日本株と米国株は共に「最悪の2008年」を経て、昨年2009年に底入れして戻りに転じ、昨年2009年の安値を起点としてそれぞれ新しい長期上昇相場に入っています。昨年2009年の相場に参加した人の多くは2007年、2008年の相場では得られなかったような大きな運用の成果を残すことができましたが、株価が歴史的な安値水準からカサ上げされて水準訂正が進んだことで、相場にとっての多くの買い材料やプラス要因が織り込まれてしまったのも現実であり、これからの2010年相場では昨年2009年ほどの成績を残せる保証はありません。そこで必要になってくるのがよりタイムリーで新鮮味のあるニュースソースや相場の不規則な変動にも影響を受けづらい運用ノウハウやテクニックです。当キッチンカブーの“有料板”である『カブーフレンズ』は、そんな皆様のニーズにお応えするイチオシの情報サイトです。2009年以上の運用益を狙っている人は是非とも一度『カブーフレンズ』のご利用をご検討下さいますよう心よりお願い申し上げます。1カ月のご購読料金は7,854円(7,480円+消費税)です。お支払いは便利なクレジットカード決済です。カブーフレンズの案内は≪ここ≫をクリックして下さい。
※未確認情報が含まれています。投資判断は自己責任でお願いします。
|