− 2/3(金) −
スローペースで円高が進む分には日本経済にはどっこい明るい材料...
山岡マネージャー:いつまで続くのかは分かりませんが円高が止まりそうにありません。輸出企業にとっては楽観できないことですが、でも、米国の輸出企業にとっては嬉しいことですから米国株は今後も暫くは上昇基調を辿るのかもしれませんね。
海原総料理長:そうじゃな。欧州の中ではユーロ安のおかげでドイツ経済が好調であるようにドル安によって米国経済も勢いを取り戻す可能性が高く、世界経済にとっては明るい希望と言えるだろう。日本だって円高が逆風になるばかりではないだろう。輸出企業には円高は厳しいものかもしれないが内需にとってはプラス材料に違いない。
山岡マネージャー:ですよね。円高に対してはメディアは円高の悪い面ばかりを取り上げて悪材料視ばかりしますが、ご承知のように円高によって輸入品が安く手に入り、円高メリットが生じていますし、円高によって海外企業へのM&Aや買収がしやすくなっていますし、円高によって海外旅行でショッピングがしやすくなっていますし、企業や消費者にとってはプラスのことが多いですよね。この円高というのは意外に日本経済にとって大きなプラス材料になるかもしれません。
海原総料理長:そういうことじゃな。どんどん円高が進んで欲しいというわけではない。あまりにも急激に大幅に円高が進めば最近の電機や鉄鋼のように下方修正ラッシュとなってしまい、雇用の悪化や産業の空洞化などということが進んでしまい、放っておけない状態になってしまう。それでも、今のように緩やかにスローペースで円高が進む分には日本経済にはどっこい明るい材料であり、景気を押し上げることになるかもしれない。大震災直後は景況感が激しく悪化したが、最近はかなり良くなってきているし、これからどんどん良くなっていく可能性が高いとみていいだろう。今年は決して米国株ばかりが上がるとは思えない。日本株も今年は予想以上に高くなることは十分に考えられる。
山岡マネージャー:おっしゃる通りだと思います。とかくマクロ経済に関しては悪く言われます。円高悪玉論というのでしょうか。円高によって日本経済が崩壊するみたいなことが言われますが全く違うと思います。総料理長がおっしゃるように大震災の直後に比べたら国内の景況感は見違えるように改善していますし、明らかに昨年あたりの“反動”が生じてきていると思います。さわかみファンドの沢上大先生も強気を唱えています。あの人は万年強気ですが、でも、今であれば決して間違ったことは言っていないと思います。米国経済の回復・成長と共に2012年は世界的な株高が起きることは現実味を帯びてきていると思います。それでは本日も、いくつか「先高期待株」をお願いします。
海原総料理長:そうじゃな。たびたび取り上げている銘柄ではあるが、来週の7日に四半期決算の発表を予定している3402東レにも引き続き先高感が感じられる。先に報じられていたように同社の4〜12月期決算はアジアを中心に繊維製品の販売が好調で、航空機向け炭素繊維の販売増も貢献し、営業利益は前年同期比25%増となった模様だ。通期の営業利益に関しては「過去最高」となる見通しで、安心感が感じられる。さらに来期に関しても増収増益予想(東洋経済では6%増収、営業16.7%増益、最終16.5%増益、増配含みと予想している)であり、非常にポジティブな印象だ。株価指標面でも割安感があり、今後も「確度」の高い値上がりが見込めそうだな。
山岡マネージャー:復興需要が期待されて堅調な動きを続けている1884日本道路ですが、今後の業績が一変する可能性もあるという見方もあり、株価には依然として先高感が感じられます。昨年11月に発表された中間決算は冴えませんでしたが、被災地の舗装復旧工事の受注増が見込めることで今通期、及び来期の業績に期待が寄せられています。すでに同社では仙台東部道路の舗装復旧工事を17億円で受注したほか、同様の工事を各地で手掛け、今通期では10%増の900億円を計画しています。一方では首都高の大規模改修工事といった業界全体にとっての明るい材料もあります。株価は少なくとも四半期決算が発表される2月10日に向けて底堅い動きが続きそうです。
海原総料理長:同様の復興関連で引き続き戻り高値を更新していた1719ハザマにも先高感が感じられる。国内では復興需要、海外でも受注高の伸びが期待されていることもあり、2月10日に発表される予定の四半期決算(及び通期見通し)にも期待が寄せられている。加えて、円高への警戒感が強いことも内需株を押し上げている大きな要因と考えられる。先のFOMCでFRBが緩和的な金融政策を2014年まで続ける(1年余り延長)と決定したことでドル安円高に為替が傾きやすくなっていることで、為替の影響を受けづらい内需株には追い風に違いない。引き続き好環境を反映した底堅い動きが続きそうだ。
山岡マネージャー:復興関連の一つでもある7242KYB、カヤバ工業ですが決算は2月7日予定しており、復興需要を受けて業績見通しが改善しているのではという期待感が高まっています。復興需要を背景に同社の建機用部品の伸びが期待されています。一方では前日の国内の自動車各社の販売の伸びということも一つの支援材料です。自動車向けショックアブソーバーを手掛けていることもあり、ここでの国内の新車販売の伸び(5カ月連続で前年同期を上回る)、米国の新車販売の伸びといった報道は同社にとっても明るい材料と言えます。PERは7倍台と割安感があります。2010年に大ヒットした株の一つですが、この2012年もまた大きな活躍が期待できそうです。
海原総料理長:こちらは2月10日に決算を発表する予定の4578大塚HDだが、見通しが明るいということもあり、決算を前に改めて見直し機運となっているようだ。同社の4〜12月期業績だ、見通しでは主力製品の統合失調症治療剤「エビリファイ」が好調なことや販売提携する米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)との契約見直しによる利益率向上も寄与したほか、デンマークの製薬中堅ルンドベックと提携したことで新薬開発の費用負担も軽減し、連結営業利益は前年同期比24%増の1200億円程度になった模様だ(売上高は5%増)。通期に関しても売上高は前期比2%増の1兆1150億円、営業利益は15%増の1450億円と増収増益予想であり、安心感が感じられる。PERは12倍台と割安感もあり、好業績・割安を評価した買いに支えられた底堅い動きが続きそうだな。
山岡マネージャー:2月9日に四半期決算を発表する予定の3408サカイオーベですが、中間が好調だったこともあり、期待感が改めて高まっており、株価には先高感が感じられます。主力の染色加工事業が好調なことなどを背景に中間の売上高は8.5%増、営業128%増、最終224%増と大幅な増益となり、通期見通しに関しても5.7%増収、営業69.2%増益、最終91.8%増益が見込まれています。また、ここでは米国の新車販売で日本車の販売が伸びたと報じられていたことも自動車内装材を手掛けている同社にとっては明るいニュースと言えそうです。その子さんは何か材料株情報ございますか?
その子さん:ていうかぁー、新日本理化も上がったし武藤工業も上がったし共立印刷も上がったし、今年の相場というか今年の運用は「言うことない」って人が多いんじゃないかしら?そういった仕手株だけじゃなく一連の建設株でも儲かっている人が多いじゃない?ライト工業だのハザマだの、それこそ何でもかんでも上がっているじゃない?震災の復興需要というのもあるけれど新聞にも書いていたように「高度成長時代に構築された『社会インフラ』の改修需要」ってやつもあるのよね。今から50年ぐらいといえば東京オリンピックを目指して日本中で高速道路だとか橋梁だとかを盛んに造っていた時期じゃない?それが50年も経つとどれもこれもが寿命を迎え、今や首都高だとか環七なんてのは東日本大震災クラスの地震が来たら崩れてしまって大変なことになるんですってね。だから慌てて首都高も大金を使って改修工事をするみたいだし、そんなことが日本中で発生するというのが今の建設株を支えているみたい。また「土建国家」になるの?って感じだけど、でも、建設株が大相場になるというのも何だか日本が新しく生まれ変わるようなイメージがしない?バブル崩壊で経済が崩壊し、社会も疲弊してしまった、だから、新しい日本を再構築しなければいけない、その手始めとなるのが建設業界というのも筋が通っているかもしれない。大震災なんかがあったり色々なことがあったけど「雨降って地固まる」のごとく、新しい日本の幕開けがそこまで来ているのかもね。てなわけで、7999MUTOH。「また来週もお楽しみに!」って感じかしら。そいじゃーねー、また来週ぅ〜♪
山岡マネージャー:ありがとうございました。それでは、総料理長の方から「今日のおすすめ」をお願いします。
海原総料理長:そうじゃな。2月10日に四半期決算を発表する6481THKという銘柄にも先高感が感じられる。手掛かりとしては、やはり、決算への期待、今後の回復への期待というものだと思う。某大手によれば国内電機や中国・台湾などアジア圏で落ち込んだ受注は昨年末をボトムに徐々に回復に向かっている状態にあると観測されている。また、先頃「中核的」な再生可能エネルギーとして世界で注目されている風力発電の『発電機部品製造』に参入すると報じられていたことも支援材料と言えそうだ。ここでメリルリンチが1900円目標、クレディ・スイスが1850円目標と有力外資系が相次いで目標株価をそれぞれ継続としてきたことも一つの株価の下支え要因と考えられる。
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