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令和3年9月3日(金)
09月02日現在海外相場 |
NYダウ |
35443ドル |
+131ドル |
ナスダック指数 |
15331P |
+21P |
CME日経先物 |
28610円 |
+140円 |
(尚、CME日経先物の前日比は前日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎米国株上昇
米労働省が2日発表した新規失業保険申請は、8月28日までの1週間で前週比1万4000件減の34万件と、市場予想の34万5000件とほぼ並んでいます。米商務省が2日発表した7月の製造業受注は、前月比0.4%増と、市場予想を上回っています。これを受けて、米景気先行き懸念が後退し、米国株は買い先行の展開。また、前日まで3日続落した反動からエネルギー関連銘柄などを中心に買い戻しが入っています。
米長期金利の低下傾向を背景に、金利低下で割高感が薄れるアップルやネットフリックスなどのハイテク銘柄の一角も買われています。ハイテク株比率が高いナスダック指数は小幅に続伸し、前日に付けた過去最高値を上回って推移しています。ただ午後に入り高値警戒感もでて週末3日に発表を控えている8月の米雇用統計の数字を見極めたいするムードも強いようで、NYダウは一時160ドル高まで上伸した後、午後に掛け伸び悩みの動き、ナスダック指数も一時マイナス圏に沈む展開となっています。
日本株もこの米国株の比較的堅調な動きを受けてここ数日は強い基調が続き直近でも8月27日の2万7641円から900円ほど上げ、直近の安値8月20日の2万7013円から1500程上げています。反発の勢いが強まった最大の背景は勿論米国株高なのでしょうが、もう一方の日本国内の要因としては選挙が近い事から、経済対策期待の買いが随分と入っているような印象です。
勿論、新型コロナウイルス感染状況が収まっていない訳ですから、感染第五波の状況が改善されるまでは慎重なスタンスが必要になりますが、それでも感染が拡大する中でも足元でやや落ち着いた状況を踏まえて、先行きに視点を移す投資家が徐々に多くなっています。
その一方で変異株のデルタ株に続き、ミュー株なるものが発生したと報じられています。新型コロナウイルスの変異ウイルス「ミュー株」に国内で初めて、2人が感染していたことが分かったとNHKが報じています。「ミュー株」とはWHO(世界保健機関)は、2021年8月30日付けで新型コロナウイルスの変異ウイルス「ミュー株」を「VOI(注目すべき変異株)」に位置づけています。ギリシャ文字で「ラムダ」に続く文字として今回、「ミュー株」とされたそうです。
WHOによりますとミュー株は、2021年1月に南米のコロンビアで初めて確認されて以降、南米やヨーロッパで感染が確認されていて、特にコロンビアとエクアドルで増加傾向にあるということです。新型コロナウイルスの遺伝子配列を登録するウェブサイト「GISAID」によりますと9月2日の時点で42の国や地域で報告されいるそうです。
また、変異ウイルスの情報を集約している研究機関のウェブサイトによりますとミュー株は、ウイルスの「スパイクたんぱく質」の遺伝子に「N501Y」という変異や抗体の攻撃から逃れる「E484K」という変異などが含まれていて、この2つの変異は南アフリカで確認され、WHOが「VOC=懸念される変異株」に位置づけている「ベータ株」にもみられるということです。
WHOによりますと予備的なデータでは「ベータ株」と同様にワクチンなどで得られた免疫の働きが下がるという報告があるということですが、詳しい性質を確定するにはさらに研究が必要だということだそうです。恐らく現在流行している「デルタ株」と同じような性質なのか知れませんが、どのような感染力でそして毒性がどの程度のものかが今後の状況を見極めしかないようですが、あくまでも当初発生した新型コロナウイルスから派生したものですから、その意味では過剰に不安視する必要はないのかも知れません。
2日の日経平均株価は上昇幅こそ小さかったのですが、それでもローソク足の形で見る限りでは強い基調を示唆する動きとなっています。200日移動平均線が上昇を続け、75日線が上昇に転じて来ており、強いモメンタムを意識させらえる投資家多いのかも知れません。過熱感があるのは確かですから何か悪い材料が出れば直ぐに利益かくて売りが出るのでしょうが、それでも下値を買う意向はそれなりに強いようで、3日の雇用統計を気にしがらも個別株物色の流れから、日続き強基調の展開は続きそうです。
2427 アウトソーシング
工場製造ラインへの人材派遣・請負が主力。9月1日、人材サービス会社のISC就職支援センターの全株式を取得し子会社化。7月30日、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結税引き前利益は前年同期比5.5倍の109億円に急拡大し、従来予想の69.5億円を上回って着地。通期計画の214億円に対する進捗率は51.4%に達し、さらに5年平均の28.3%も上回った。
3180 ビューティガレージ
理美容機器や業務用化粧品を販売する専門商社。9月1日、理美容機器の中古販売を展開するビューティーリユースの株式を取得し子会社化する。6月11日、21年4月期の連結経常利益は前の期比44.4%増の10.7億円に拡大し、従来予想の9.3億円を上回って着地。22年4月期も前期比20.9%増の13億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通し。14期連続増収、3期連続増益。前期の年間配当を13円→14円(前の期は10円)に増額し、今期も前期比2円増の16円に増配する方針。
3922 PRTIMES
プレスリリース配信サイト『PR TIMES』を運営。9月1日、福島民友新聞社、山形新聞社と業務提携。7月14日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期非連結比41.2%増の3.9億円に拡大したが、3-8月期(上期)計画の8億円に対する進捗率は48.8%となり、5年平均の48.9%とほぼ同水準。
4167 ココペリ
中小企業支援プラットフォーム『Big Advance』運営。金融機関通じSaaSで提供。9月1日、AI審査・法人向け融資サービス「BA ファイナンス」をリリース。保証会社の100%保証付きで迅速な融資審査と事務コストの大幅削減を実現。8月13日、22年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は1.4億円となり、通期計画の3.6億円に対する進捗率は40.8%となった。
4485 JTOWER
国内外における通信インフラのシェアリングやその他関連ソリューションを提供。9月1日、東京都と西新宿エリアにおけるスマートポールの面的設置に関する協定を締結。東京電力パワーグリッド、NTT東日本と共同でサービス展開する。8月4日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.4%減の8800万円に減ったが、通期計画の1億8000万円に対する進捗率は48.9%となり、前年同期の52.2%とほぼ同水準だった。
6036 KeePer技研
カーコーティング材料の製造卸のほかサービス店舗を直営とFCで展開。9月1日、8月既存店売上高は前年同月比1.8%増と増収基調が続いた。8月10日、21年6月期の経常利益(非連結)は前の期比2.2倍の30.2億円に伸び、22年6月期も前期比43.4%増の43.3億円に拡大を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。12期連続増収、4期連続増益。前期の年間配当を18円→20円(前の期は1→2の株式分割前で15円)に増額し、今期も前期比8円増の28円に増配する方針。トヨタグループの自動車部品専門卸売会社であるトヨタモビリティパーツでKeePer ボディコートを発売。
7516 コーナン商事
ホームセンター(HC)大手。大阪・堺市で日曜大工小売店として発足。近畿圏にドミナント出店。9月1日、パナソニックプロイエサービスからリフォーム関連事業の一部を譲受。7月12日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比16.5%減の86億円に減ったが、3-8月期(上期)計画の161億円に対する進捗率は53.4%となり、5年平均の51.3%とほぼ同水準だった。
9619 イチネンHD
自動車リース中堅、リース車両整備受託、燃料販売等ケミカル事業も展開。M&Aに積極的。9月1日、発行済み株式数(自社株を除く)の1.65%にあたる40万株(金額で5億0120万円)を上限に、9月2日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。8月2日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比50.2%増の23.5億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の40.3億円に対する進捗率は58.4%に達し、5年平均の42.4%も上回った。
3377 バイク王&カンパニー
中古2輪車買い取り最大手。小売り併設の『バイク王』全国展開。査定から買い取りまで標準化。7月5日、21年11月期第2四半期累計(20年12月-21年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.6倍の9.3億円に急拡大し、通期計画の16.5億円に対する進捗率は56.9%に達し、5年平均の30.6%も上回った。
3465 ケイアイスター不動産
主力は1次取得層向け分譲住宅。土地仕入れから販売まで一気通貫で供給。配当性向3割メド。8月12日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.6倍の51.7億円に急拡大。通期の同利益を従来予想の152億円→200億円(前期は127億円)に31.6%上方修正し、増益率が18.9%増→56.5%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の100円→115円に増額し、下期配当も従来計画の100円→115円に増額修正した。年間配当は230円(前期は139円)となる。
4023 クレハ
塩素化学の工業薬・肥料発祥。クレラップ等樹脂製品、腎不全薬強い。生分解性のPGA開発。7月20日、中国におけるフッ化ビニリデン樹脂の製造設備を増強。5月12日、21年3月期の連結税引き前利益は前の期比1.1%減の177億円になり、22年3月期も前期比15.5%減の150億円に減る見通し。
4490 ビザスク
ビジネス知見持つアドバイザーと顧客をマッチングし、インタビューを設営するサービス提供。8月18日、エキスパートネットワークサービス事業を米国を中心に展開するColeman Research Groupの全株式を取得し子会社化する。7月15日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比60倍の1.2億円に急拡大し、通期計画の2.2億円に対する進捗率は54.5%に達し、さらに前年同期の1.0%も上回った。
4571 ナノキャリア
がん領域に特化した創薬ベンチャー。8月13日、22年3月期第1四半期(4-6月)の経常損益(非連結)は5億円の赤字(前年同期は2.1億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
4587 ペプチドリーム
基盤技術PDPSで特殊環状ペプチド医薬品候補を大手製薬と創製、技術供与。自社創薬も。8月5日、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比7.8%減の10.8億円に減り、通期計画の50億円に対する進捗率は21.6%にとどまったものの、前年同期の16.8%を上回った。
4733 オービックビジネスC
中小企業向け業務パッケージソフト『奉行シリーズ』で高シェア。オービックが大株主。無借金。7月21日、22年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比26.7%増の34.3億円に伸びたが、4-9月期(上期)計画の71億円に対する進捗率は48.4%となり、5年平均の45.7%とほぼ同水準だった。今期の上期配当を従来計画の30円→35円に増額し、下期配当も従来計画の30円→35円に増額修正した。年間配当は70円(前期は55円)となる。
6125 岡本工作
平面研削盤で国内首位。液晶、半導体製造装置も手がける。汎用機はタイ、シンガポールで生産。8月31日、複数の取引先から半導体製造装置の大口受注を獲得。受注金額は約120億円。23年3月期〜25年3月期に売上計上する予定。8月6日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比41倍の4.9億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の12.5億円に対する進捗率は5年平均の17.2%を上回る39.2%に達した。
6268 ナブテスコ
産業ロボット用精密減速機で世界シェア6割、自動ドア世界首位級。鉄道用ブレーキも強い。7月30日、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結税引き前利益は前年同期比7.4倍の1084億円に急拡大。通期の同利益を従来予想の1630億円→1690億円(前期は337億円)に3.7%上方修正し、増益率が4.8倍→5.0倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。通期の連結最終利益は従来予想の1122億円→1108億円(前期は205億円)に1.2%下方修正し、増益率が5.5倍→5.4倍に縮小する見通し。
6613 QDレーザ
半導体レーザー技術を活用したデバイスを開発、販売。視覚障害者向けアイウェアを育成。8月11日、22年3月期第1四半期(4-6月)の経常損益(非連結)は2億円の赤字となった。
6619 ダブル・スコープ
リチウムイオン電池セパレーター専業メーカー。8月12日、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は5.9億円の赤字(前年同期は28.8億円の赤字)に赤字幅が縮小したが、従来の3億円の黒字予想から一転赤字で着地。
7593 VT HD
日産、ホンダの自動車ディーラー。レンタカー、住宅も。点検整備高収益。海外販社のM&A強化。8月13日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前損益は97.2億円の黒字(前年同期は2億円の赤字)に浮上して着地。4-9月期(上期)の同利益を従来予想の104億円→115億円(前年同期は36.3億円)に10.6%上方修正し、増益率が2.9倍→3.2倍に拡大し、従来の8期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せ。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の150億円→161億円(前期は78.2億円)に7.3%上方修正し、増益率が91.7%増→2.1倍に拡大し、従来の8期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せ。
7689 コパ・コーポレーション
日用品など卸売り。卸先のテレビやネット通販、店頭で社内外の販売士が実演販売。ネット主軸。8月13日、。22年2月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比56.1%減の1.2億円に大きく落ち込み、4-9月期(上期)計画の3.8億円に対する進捗率は33.4%にとどまり、さらに前年同期の47.9%も下回った。
7744 ノーリツ鋼機
ペン先部材の製造・販売、医療データ分析調査のヘルスケア、創薬、通販など多方面で事業展開。8月13日、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結税引き前利益は46億円となり、通期計画の73億円に対する進捗率は63.1%となった。
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こだわりレーティング |
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09月02日(木)分
2587 |
サントリーBF |
大和 |
2→1格上げ |
5000円→5500円 |
4182 |
三菱ガス |
三菱UFJMS |
Neutral→Overweight格上げ |
2400円→2900円 |
4188 |
三菱ケミカルHD |
野村 |
Buy継続 |
1150円→1200円 |
4483 |
JMDC |
SMBC日興 |
1継続 |
7000円→8200円 |
4483 |
JMDC |
野村 |
Buy継続 |
6800円→8700円 |
5947 |
リンナイ |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
13000円→14000円 |
6178 |
日本郵政 |
JPモルガン |
新規Overweight(再開) |
1100円 |
6302 |
住友重機械 |
SMBC日興 |
1継続 |
4600円→4800円 |
6367 |
ダイキン工業 |
野村 |
Buy継続 |
25800円→32000円 |
6367 |
ダイキン工業 |
東海東京 |
OP継続 |
25000円→32000円 |
6383 |
ダイフク |
岡三 |
新規強気 |
13000円 |
6506 |
安川電機 |
みずほ |
買い継続 |
6000円→6900円 |
6645 |
オムロン |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
12000円→12500円 |
6723 |
ルネサスエレク |
JPモルガン |
新規Overweight(再開) |
2000円 |
6841 |
横河電機 |
みずほ |
買い継続 |
2200円→2250円 |
6965 |
浜松ホトニクス |
SBI |
中立→買い格上げ |
6400円→7600円 |
7747 |
アサヒインテック |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3400円→3900円 |
8725 |
MS&AD |
野村 |
Neutral→Buy格上げ |
3650円→4600円 |
9101 |
日本郵船 |
ジェフリーズ |
新規Buy |
11540円 |
9104 |
商船三井 |
ジェフリーズ |
新規Buy |
9700円 |
9107 |
川崎汽船 |
ジェフリーズ |
新規Buy |
7600円 |
9303 |
住友倉庫 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
1800円→2100円 |
9613 |
NTTデータ |
岡三 |
中立→強気格上げ |
1850円→2400円 |
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