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勝つための“投資戦略”を探る|史上最高値更新に向かう動きは続く|デイトレ、デイトレード、株式情報ならカブビト



勝つための“投資戦略”を探る




 − 8/5(火) −


史上最高値更新に向かう動きは続く


米国雇用統計は悲観する内容ではない

 日経平均は7月24日に42065円まで上昇しましたが、史上最高値42426円の更新を目前に一旦調整の動きに入り、昨日8月4日には39850円まで下落しました。その後は反発して本日8月5日前場は40500円前後の動きとなっています。

 ここ最近の下落の原因は、

@史上最高値42426円の更新を前に売り物がかさんだ
A8月1日発表の米国雇用統計がネガティブサプライズになった


という2つの理由が考えられます。

 @については、時間とともに解決できる問題であり、大きな問題ではありません。

 Aについても、私は相場のトレンドを変えるほどの材料だとは思っていません。

 そもそも景気はサイクル的にやや弱い状況が続いており、今回の米国雇用統計のネガティブサプライズについても想定の範囲内であり、投資判断に重大な影響を与えるほどのものではないかと思います。

 そして、米国の株価指数は景気サイクルが低迷を脱すことを織り込んで史上最高値を付ける動きになっています。つまり、今出てきている悪い経済指標というのは、とっくに相場に織り込まれているものだと思われます。

 なにより、失業率は4.2%と理想的な巡航速度をキープしていますし、平均時給は前年比3.9%増加、前月でも0.3%増加と、順調に上昇が続いています。ChatGPTなどのAIが急速に発展し普及していることにより生産性が高まっていることが時給の上昇につながっていると考えられます。

 AIの発展・普及で悪影響を受けてしまう人たちが一定程度出てしまうことは確かだと思いますし、そうした人たちへのフォローも社会的に必要だと思います。しかし、AIの発展と普及はそうしたデメリットをはるかに上回るメリットを社会にもたらすと考えられます。

 これまで何度も強調してきたことですが、今、社会や産業の仕組みが大きく変動し始めている時です。10年もしたら、世の中はがらりと変わってしまっているでしょう。そうした中で衰退する企業も出てくるとは思いますが、それ以上に発展する企業がたくさん出てくるでしょう。

 ある意味見通しが悪い世の中になってきたとはいえます。

 しかし、AIが大きく発展する未来は確かだと思いますので、AI分野に投資して恩恵を受けることもできると思います。

 AIからデメリットを受けるかメリットを受けるか、そのことがこれからの社会に生きる人間に大きなテーマです。

 AIからメリットを受ける側になるための一番簡単な方法は、AI関連の中心企業の株を買って保有することです。

 もちろん、AIに課する知識や技能を付けて、時代の流れについていく努力も有効だと思いますが、それと同時にAI関連への投資をぜひ検討したいところだと思います。

 私自身の投資としては、引き続きAI株や暗号資産などを長期保有し続ける方針でいます。


<注意>

 原稿は、運用で勝つための戦略を探るアイデアを模索している過程を記したものです。記載される 米国株動向、世界経済動向予想、さらに日経平均予想についてもテクニカルが主体であり、あくまでも予想であります。相場は急激に想定外に変化する場合もあります。読者の皆さんが投資される際には、これをあくまでも参考として、最終的にはご自身で吟味して投資していただくようにお願いします。