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勝つための“投資戦略”を探る|AI革命とインフレによる株高はまだまだ続きそう|デイトレ、デイトレード、株式情報ならカブビト



勝つための“投資戦略”を探る




 − 8/19(火) −


AI革命とインフレによる株高はまだまだ続きそう


日経平均は史上最高値更新が続く

 日経平均は8月4日に40000円を割り込みましたが、そこから一気に上昇に転じて、8月12日には43000円近辺まで上昇し、この1週間でさらに44000円近くまで上伸してきました。45000円を目指す動きが続いている、と私は見ています。

 ここ最近の日経平均の上昇に関しては、ソフトバンクグループの寄与が大きくなっています。

 ソフトバンクグループについては、前回の原稿において、その決算のインパクトについて述べました。同社の第1四半期の純利益は、前年の1742億円、アナリスト予想の1276億円を大幅に超過する4218億円でした。AIに全てをかけている同社がこれほど強い決算を出したということからも、AI革命がいかに力強く進展しているかが伺えます。

 この好決算を受けて、ソフトバンクグループの株価は12000円台から16000円台へと大幅に水準訂正して、日経平均の上昇の原動力となりました。

 6月後半に株式市場の上昇トレンドがスタートした時には、マイクロソフトやエヌビディアなどのAI関連がリード役となりましたし、今でもその構図には変わりがありませんが、物色の裾野が広がってきている様子がわかります。

 私は、このAI相場はまだまだ序の口、せいぜい道半ばだと思っています。まだまだ、今後大きな山が残っているのではないかと予想しています。


インフレとバブルは違う

 今の上昇トレンドのもう一つの大きな要因はインフレです。30年近くにわたるデフレ時代を経てインフレ時代に転換してきたわけであり、まだまだその動きは初動段階ではないかと思います。

 ここで注意しなければならないのは、インフレとバブルは違うということです。

 インフレというのは、価格体系が上方にシフトすることであり、バブルのように一時的な現象ではありません。

 言い換えれば、円やドルなどの法定通貨の価値が大きく下がることです。

 つまり、インフレの世界では、法定通貨が一番リスクが高いもの、ということになります。「一番」というのは言い過ぎかもしれませんが、主要な資産クラスの中では最もリスクが高いカテゴリーに入ると言っていいのではないかと思います。

 世界の資産家の多くはそのことに気づいており、資産を株・不動産・金・ビットコインなどへ逃避しています。現金のままでは危ないという防衛本能からです。こうした資金シフトが株高の原動力となっています。

 以上のように、今の上昇相場の2大エンジンは、AI革命とインフレです。そして、AI革命とインフレという2大エンジンによって株価上昇が当面続くのではないかと私は予想しています。

 以上のことから、私自身の投資としては、引き続きAI株や暗号資産などを長期保有し続ける方針でいます。


<注意>

 原稿は、運用で勝つための戦略を探るアイデアを模索している過程を記したものです。記載される 米国株動向、世界経済動向予想、さらに日経平均予想についてもテクニカルが主体であり、あくまでも予想であります。相場は急激に想定外に変化する場合もあります。読者の皆さんが投資される際には、これをあくまでも参考として、最終的にはご自身で吟味して投資していただくようにお願いします。