− 10/14(火) −
公明離脱もトランプ関税もノイズ、大トレンドは不変
また25日移動平均線が下値メドか
日経平均は10月9日に高値48597円を付けた後調整に入り、本日14日前場は47000円台前半の水準となっています。
前回の原稿では、
「目先的にはやや過熱感が出てきたことも否めないと感じています。空売り勢もかなり踏み上げられ、買い方勢は私も含めて少し浮かれすぎている感も否めません。こういう時は一度大きく冷や水を浴びせられる可能性も考えておいた方がいいような気もします」
「私自身の投資としては、ずっと、ほぼフルポジション(投資資金をほぼ全額投資)の状態でいたのですが、ここにきて5%程度ですが利食いして現金にしました。フルポジに近い状態には変わりがないですが、目先やや警戒かなという感じがしています」
と述べましたが、やはり、目先的には調整局面に入って様子です。
ただし、基本的な相場観として「日経平均はAI革命とインフレという2大トレンドを背景に大きな上昇トレンドを継続している」という見方は変わりません。
目先的には25日移動平均線に沿った上昇が続いており、現在の調整の動きも25日移動平均線が下値メドとして有望だと思います。
この日経平均の25日移動平均線は来週の頭には46500円くらいまで来ると予想され、そのあたりが短期的な調整のメドになるのではないかと思います。
目先の材料としては、
@公明党の政権離脱による政界の混乱
Aトランプ関税ショックの再来
などが波乱要因として取りざたされています。
しかし、より大きく相場を支配している要因はIT革命とインフレであり、大きな流れに変わりはないでしょう。これら大きな要因に比べると、@もAもノイズと言っていい程度のものだと思います。
ただし、秋は需給的に相場が荒れやすい時期ではあります。思わぬ波乱も考えられます。現状では一応日経平均25日移動平均線をメドにした調整と想定しますが、13週平均線(現在44000円前後)をメドとしたやや深い調整になる可能性も否定はできません。
しかし、繰り返しになりますが、大きな上昇トレンドは当面変わらないと思いますので、深めの調整があっても良い買い場になると思います。
荒い動きになっても振るい落とされることなく、逆に、深い調整を買いチャンスに変えるためにも、現物株投資で安全運転を続けたいところです。
<注意>
この原稿は、筆者が運用で勝つための戦略を探るアイデアを模索している過程取り急ぎを記したものです。注目株として取り上げている銘柄、その上値目標などについても、あくまでも筆者が個人的な運用において注目している株、メドとしている目標株価であり、推奨ではありません。読者の皆さんが投資される際には、これをあくまでも参考として、最終的にはご自身で吟味して投資していただくようにお願いします。
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