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令和3年7月16日(金)
07月15日現在海外相場 |
NYダウ |
34987ドル |
+53ドル |
ナスダック指数 |
14543P |
−101P |
CME日経先物 |
28090円 |
−130円 |
(尚、CME日経先物の前日比は前日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎上値の重い展開
7月15日の日経平均株価は前日比で329円安の2万8279円で終えています。この日の安値が2万8240円ですから、ほぼ安値圏で終わった感じです。日足チャートで見ると良く分かるのですが、この日は日中を通して、だらだらと下げた感じの動きとなっています。
多くの相場解説のコメントを見ると、「新型コロナウイルスの感染拡大が重荷」が材料視されています。確かに足元で感染者数が増加しておりメディでもその点を強調して報道されていますから、投資家心理を圧迫する動きとなっているようです。
特に関東では東京都の感染者数を大々的に報じており、一昨日の14日に感染者数が1000人を超えた事を声高に報じ、更に昨日15日に2日連続で1000人を超えた事を大騒ぎしています。内容を見ると、10代、20代が半数以上を占めており、重症化リスクが高い60歳代は80人程度となっています。
特にその感染経路を見ると、「家庭内」が最も多く270人、「職場内」が87人、「会食」が28人、「施設内」が19人などとなっています。この数字だけを見ると、飲食店で会食する事を控えてと言う要請がなんだったのかと言う点と、更に自宅でステイホームとの要請が逆に感染を増加させているのじゃないかと言った、穿った見方をしてしまいます。
いずれにしても科学的根拠がないままに今回緊急事態宣言が発令された訳ですが、メディアが大騒ぎしたり、或いは特定野党を中心に左翼系の勢力が緊急事態宣言発令を進め、東京五輪に至っては中止か或いは無観客を推し進め、結果的にメディアの煽動の影響もあり、無観客と言う、何とも残念な経緯になってしまった訳です。
新型コロナウイルスに感染し、重症化し、死に至るケースがゼロにならないの避けられないのですが、それでも例年の季節性インフルエンザでも同じような数の人が重症化し、死に至っていた訳です。実際にコロナ禍前の1年の死亡者数が今回のコロナ禍における死亡者数が減少している状況を踏まえますと、緊急事態宣言を発令するほどのものではないと言えそうです。
いずれにしても、投資家心理としてはこの大々的に報じられる「感染者数の増加」と言う言葉に冷や水を浴びせられることになっているようで、日本株独自に売り材料視していることに違いはないと言えます。実際に15日のアジア市場では1%以上の上昇となった台湾加権指数や上海総合指数をはじめ、ほとんどの国で株価が上昇した中で日本株は逆行安となっています。
専門家は東京都での新型コロナの新規感染者数が1000人を超え、警戒感が高まり、感染収束が見込めない中で五輪の開催も控え、市場では「不確定要素が大きく、投資家が買いに動きにくい」と解説しています。こうした動きから日本はサービス業のPMI(購買担当者景気指数)が50を下回るなど内需の回復が欧米に遅れている状況です。景気は気からと言うありきたりの言葉もあるのですが、あまりネガティブなイメージを抱き過ぎますと、経済の正常化に向けた動きを阻害するおことになりませんから、ある程度は先行きに対する明るいムードを漂わせる必要がありそうですね。日経平均株価は2万8000円台の節目を意識する展開。
7095 MACBEEPLANET
Web広告データ分析・管理システム『ハニカム』展開。申し込み獲得等に伴う成果報酬で稼ぐ。7月14日、AIマーケティングプラットフォーム「3D AD」を運営するAlphaの全株式を取得し子会社化。6月11日、21年4月期の連結経常利益は前の期非連結比2.2倍の7.8億円に急拡大し、従来予想の6.1億円を上回って着地。22年4月期も前期比27.4%増の10億円に伸びを見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通し。6期連続増収、増益。
7342 ウェルスナビ
ロボアドバイザー活用した全自動の資産運用サービスを提供。手数料収入は預かり資産の1%。7月14日、ロボアドバイザー「WealthNavi for ソニー銀行」と「WealthNavi for 住信 SBIネット銀行」がNISAに対応。また、「WealthNavi」の預かり資産が5000億円を突破。5月14日、21年12月期第1四半期(1-3月)の経常損益(非連結)は1.2億円の赤字となった。21年12月期業績は非開示。
1434 JESCO HD
独立系電気設備工事会社、設計・調達・施工管理(EPC)一貫受注。7月14日、21年8月期第3四半期累計(20年9月-21年5月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の5億5500万円に急拡大し、通期計画の5億8000万円に対する進捗率は95.7%に達し、5年平均の47.5%も上回った。
2292 エスフーズ
牛肉、内臓肉輸入の先駆。『こてっちゃん』が主力。7月14日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の37.9億円に急拡大し、通期計画の130億円に対する進捗率は29.2%に達し、5年平均の21.9%も上回った。
2491 バリューコマース
アフィリエイト(成果報酬型)広告で首位級。7月14日、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の34億円→37.4億円(前年同期は30.3億円)に10.0%上方修正し、増益率が12.1%増→23.3%増に拡大し、従来の5期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
3093 トレジャー・ファクトリー
家電、家具、雑貨など総合リユース軸に衣料、スポーツなど専門業態の展開加速。7月14日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は3.6億円の黒字(前年同期は2.1億円の赤字)に浮上し、3-8月期(上期)計画の1億円に対する進捗率が342.1%とすでに上回り、さらに5年平均の114.1%も超えた。
3387 クリエイト・レストランツHD
SC(ショッピングセンター)内にレストランやカフェ展開。M&A積極。上場子会社にSFP。7月14日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結税引き前損益は14.6億円の黒字(前年同期は80億円の赤字)に浮上して着地。通期の同損益を従来予想の40億円の黒字→50億円の黒字(前期は150億円の赤字)に25.0%上方修正。3-8月期(上期)の業績見通しは引き続き非開示。
3415 TOKYO BASE
国内ブランド特化型のセレクトショップと独自ブランド『UNITED TOKYO』店運営。7月14日、2年1月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は2.6億円の黒字(前年同期は0.4億円の赤字)に浮上し、通期計画の12億円に対する進捗率は21.8%。
3678 メディアドゥ
電子書籍取次で国内首位。コミック軸に独自の配信・ストア運営システムに強み。7月14日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比15.3%増の8.4億円に伸び、通期計画の28.2億円に対する進捗率は30.0%に達し、5年平均の21.2%も上回った。
3922 PRTIMES
プレスリリース配信サイト『PR TIMES』を運営。7月14日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期非連結比41.2%増の3.9億円に拡大したが、3-8月期(上期)計画の8億円に対する進捗率は48.8%となり、5年平均の48.9%とほぼ同水準。
6086 シンメンテHD
店舗メンテ専業で外食チェーン向け主体。乃村工藝社と資本業務提携。17年9月に持株会社化。7月14日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の1.9億円に急拡大し、通期計画の7.3億円に対する進捗率は26.8%に達し、5年平均の17.9%も上回った。
6199 セラク
ITインフラ構築・保守が柱。7月14日、21年8月期第3四半期累計(20年9月-21年5月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の15.8億円に急拡大し、通期計画の16.5億円に対する進捗率は95.9%に達し、5年平均の63.8%も上回った。
6552 GameWith
スマホゲームの情報サイト『GameWith』運営。アドネットワーク等による広告収入が柱。7月14日、21年5月期の連結経常損益は2億2400万円の赤字(前の期は4億0800万円の黒字)に転落したが、22年5月期は1億3000万円の黒字に回復する見通し。
7599 IDOM
中古車買い取り首位。直営軸に『ガリバー』展開。小売り強化。配当は直近実績1株益の30%目安。7月14日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は49.1億円の黒字(前年同期は5.5億円の赤字)に浮上して着地。3-8月期(上期)の同利益を従来予想の53.5億円→78.5億円(前年同期は31.4億円)に46.7%上方修正し、増益率が70.0%増→2.5倍に拡大し、従来の12期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の114億円→139億円(前期は96.4億円)に21.9%上方修正し、増益率が18.2%増→44.2%増に拡大し、従来の15期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せ。
2130 メンバーズ
企業Webサイトやソーシャルメディア制作・運用が柱。6月10日、発電事業を行う子会社を設立。非FIT太陽光発電所を建設し、6月中に発電を開始する。5月7日、21年3月期の連結税引き前利益は前の期比0.6%増の12.4億円になり、従来予想の11.3億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。22年3月期も前期比43.4%増の17.9億円に拡大を見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通し。前期の年間配当を16.5円→17.5円(前の期は14円)に増額し、今期も前期比6円増の23.5円に増配する方針。
2462 ライク
スマホ販売店やアパレルなど向けの人材サービスと保育事業が2本柱。介護事業も展開進める。7月12日、21年5月期の連結経常利益は前の期比31.3%増の53.4億円に拡大し、22年5月期も前期比3.0%増の55億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、3期連続増益。前期の年間配当を42円→50円(前の期は28円)に増額し、今期も前期比2円増の52円に増配する方針。
2726 パルグループHD
ヤングレディス衣料を多展開。雑貨『3コインズ』も。7月13日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は17.5億円の黒字(前年同期は32.2億円の赤字)に浮上し、3-8月期(上期)計画の17億円に対する進捗率が103.4%とすでに上回り、さらに5年平均の67.5%も超えた。
2927 AFC-HDアムスライフサイエン
健康食品の受託製造が主。自社ブランド品の店舗販売、通販、卸にも注力。子会社で漢方薬事業も。7月2日、21年8月期の連結経常利益を従来予想の18億円→21億円(前期は10.9億円)に16.7%上方修正し、増益率が63.8%増→91.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せ。
3922 PRTIMES
プレスリリース配信サイト『PR TIMES』を運営。6月1日、福島民報社と業務提携。6月22日、福島銀行と業務提携。4月13日、22年2月期連結業績は25.2%増収、34.6%経常増益を見込む。7期連続最高益更新。4月12日、総合ゲーム情報サイト「ファミ通.com」がPR TIMESパートナーメディアに追加。ゲーム関連プレスリリースを掲載開始。
3981 ビーグリー
スマホ向け電子コミック配信サービス『まんが王国』運営。漫画家、出版社との直接契約に特徴。5月14日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期非連結比6.2%増の4.2億円に伸びた。1-6月期(上期)の同利益を従来予想の3.7億円→5.8億円(前年同期非連結は5.6億円)に55.9%上方修正し、一転して3.5%増益見通し。通期の経常利益は従来予想の12.1億円(前期は9.9億円)を据え置いた。
3990 UUUM
ユーチューバーの制作サポート事業を展開する会社。7月14日、21年5月期の連結経常利益は前の期比8.3%減の8億5500万円になり、22年5月期も前期比4.1%減の8億2000万円に減る見通しとなった。3期連続減益。
4499 Speee
データを活用したマーケティング支援と中古物件売却や外装リフォームの仲介サイトも運営。5月14日、21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比24.7%増の6億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の8.9億円→10.1億円(前期は6.7億円)に12.7%上方修正し、増益率が33.4%増→50.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せ。
4934 プレミアアンチエイジング
基礎化粧品等の企画、開発、製造、販売。ストック型の定期通信販売や小売店向け卸売り展開。6月14日、21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結経常利益は前年同期非連結比5.4倍の44.1億円に急拡大し、通期計画の43.8億円に対する進捗率が100.8%とすでに上回り、さらに前年同期の50.1%も超えた。
5074 テスHD
再生可能エネ発電所のEPC(設計・調達・施工)や自社所有発電所による供給事業を展開。5月14日、21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結経常利益は27.1億円となり、通期計画の36.1億円に対する進捗率は75.2%となった。
6238 フリュー
プリントシール機シェア9割、消耗品シール販売やアプリ有料会員事業で稼ぐ。6月9日、スマートフォン向けゲーム「恋愛戦国ロマネスク」を今秋配信。6月16日、5月売上高は前年同月比82.5%増。5月13日、21年3月期の経常利益(非連結)は前の期比25.7%減の27.1億円になったが、従来予想の20億円を上回って着地。連結決算に移行する22年3月期の同利益は前期非連結比17.8%増の32億円に伸びる見通し。前期の年間配当を35円→36円(前の期は40円)に増額し、今期も前期比1円増の37円に増配する方針。
6572 RPA HD
事務作業などを代替するRPA提供や医療系求人のアドネットワーク事業を中心に展開。4月14日、21年2月期の連結経常利益は前の期比36.4%増の5.2億円に伸び、従来予想の4.1億円を上回って着地。22年2月期も前期比36.3%増の7.1億円に拡大する見通しとなった。5期連続増収。従来未定としていた前期の期末一括配当を見送るとし、今期の年間配当は未定。
6597 HPCシステムズ
科学技術計算用の高性能コンピュータとシステムを大企業や官庁へ納入。6月25日、量子化学計算によって化学反応の経路を自動探索する計算化学プログラム「GRRM20」のライセンス販売を開始。5月13日、21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の経常利益(非連結)は前年同期比58.9%増の6.9億円に拡大。通期の同利益を従来予想の4.9億円→6.2億円(前期は4.6億円)に25.3%上方修正し、増益率が6.5%増→33.3%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せ。
6619 ダブル・スコープ
リチウムイオン電池セパレーター専業メーカー。5月13日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結営業損益は1.6億円の黒字(前年同期は3.6億円の赤字)に浮上し、1-6月期(上期)計画の15億円に対する進捗率は10.8%となった。
6947 図研
プリント基板CAD/CAMの国内最大手。世界でもトップ級。自動車関連や生産管理に触手。5月10日、21年3月期の連結経常利益は前の期比9.6%減の31.5億円になったが、22年3月期は前期比14.2%増の36億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通し。今期の年間配当は前期比2円増の32円に増配する方針。
7806 MTG
美容ローラー『リファ』EMS『シックスパッド』など健康美容機器手がけるファブレスメーカー。5月26日、発行済み株式数(自社株を除く)の1.26%にあたる50万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月27日から9月30日まで。5月14日、21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の連結経常損益は33.7億円の黒字(前年同期は18.5億円の赤字)に浮上。通期の同利益を従来予想の14億円→33億円(前期は16.7億円)に2.4倍上方修正し、一転して97.4%増益見通し。
8237 松屋
呉服店発祥の名門百貨店。銀座本店と浅草店の2店体制。独立路線維持。子会社で飲食店運営も。7月13日、。22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は6.1億円の赤字(前年同期は9.3億円の赤字)に赤字幅が縮小。
9514 エフオン
省エネ支援と木質バイオマス発電が2本柱。5月11日、21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比12.0%減の19.3億円に減り、通期計画の27億円に対する進捗率は71.7%にとどまり、5年平均の74.8%も下回った。
9517 イーレックス
代理店通じた電力小売り主力。5月13日、21年3月期の連結経常利益は前の期比69.5%増の148億円に拡大したが、22年3月期は前期比22.6%減の115億円に減る見通し。今期の年間配当は前期比2円増の20円に増配する方針。
9602 東 宝
阪急系、発祥は映画興行。邦画配給、興行収入で断トツ。7月13日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の108億円に急拡大し、通期計画の335億円に対する進捗率は32.4%に達し、5年平均の26.0%も上回った。
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こだわりレーティング |
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07月15日(木)分
1911 |
住友林業 |
SMBC日興 |
1継続 |
2800円→3000円 |
3377 |
バイク王 |
東海東京 |
OP継続 |
1050円→1500円 |
3382 |
7&I-HD |
みずほ |
買い継続 |
5100円→6700円 |
5401 |
日本製鉄 |
UBS |
新規Buy |
2570円 |
5411 |
JFEHD |
UBS |
新規Buy |
2030円 |
6284 |
日精ASB機械 |
東海東京 |
OP継続 |
8170円→8200円 |
6479 |
ミネベアミツミ |
マッコーリー |
OP継続 |
3300円→3800円 |
6501 |
日立 |
マッコーリー |
OP継続 |
8025円→8600円 |
6504 |
富士電機 |
GS |
新規買い |
6000円 |
7203 |
トヨタ自動車 |
メリル |
買い継続 |
10500円→11500円 |
7241 |
フタバ産業 |
東海東京 |
OP継続 |
750円→800円 |
7516 |
コーナン商事 |
岩井コスモ |
A継続 |
4520円→4600円 |
7733 |
オリンパス |
GS |
買い継続 |
3000円→3200円 |
7952 |
河合楽器製作所 |
野村 |
Buy継続 |
6800円→7600円 |
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