− 7/15(火) −
ビットコインが1800万円に到達したことの意味
日経平均は25日移動平均線から反転か
日経平均はこの1週間、39500円前後で横這いの動きでした。6月30日高値40852円以降、2週間調整が続いています。
調整の仕方は高値をキープするようなほぼ横ばいの動きであり、強い地合いを感じるものです。日経平均の25日移動平均線が39100円台にありますが、25日移動平均線近辺から上昇再開するのではないかと予想します。
先週も述べましたが、
@日経平均が38500円の壁を突破したこと
A世界の時価総額1位と2位のエヌビディアとマイクロソフトが上場来高値を更新してきたこと
Bトランプ関税や中東情勢などの大きな混乱を乗り越えて上昇し始めてきたこと
などを考えると、日経平均は上昇トレンドに入っている可能性が高いと考えています。
日経平均は水準としては、38500円から7000〜8000円上昇して45000円程度まではいくのではないかと私としては予想しています。現在の調整局面は、こうした大きな上昇トレンド内の一時的な調整局面であると考えています。
ビットコインが1800万円を突破
エヌビディアとマイクロソフトが史上最高値を更新し、ナスダック総合指数とS&P500指数も史上最高値を更新して、株式市場は完全に上昇トレンド入りしていると確認できたと思います。
日本株はトランプ関税リスクがくすぶっているために弱い動きが続いていますが、いずれ米国株の後を追いかけて史上最高値更新する流れになると思います。
これらの動きに加えて、この1週間はビットコインが史上最高値を更新して、初めて1800万円に到達しました。私が初めてビットコインを買ったのは2017年の1月です。その時はビットコインが10万円に到達して「バブルだ」と言われ、10万円超えで買ったと言ったら高値掴みしたと思われて気の毒な顔をされたものです。そこから180倍になったので、感慨ひとしおです。
この時にはビットコインに興味を持ち、いろいろな本を読んで、ブロックチェーンの仕組みやデジタルゴールドというコンセプトに感動して長期保有しようと決めました。その時時価総額は2兆円程度でしたが、巨大IT企業が100兆円の時代だったので、その程度には上がるのではないかとぼんやりと考えていました。しかし、今やビットコインの時価総額は350兆円を超えるところまで来ました。
ビットコインの最大の価値はブロックチェーンという画期的な認証システムを稼働させるエネルギーの働きをしていることと、さらに、法定通貨に対するアンチテーゼとして存在感を持っていることです。
法定通貨の強みは国家の後ろ盾があることですが、そのことが弱みにもなります。国家は安易に通貨を増やしがちであり、そのことによって通貨の価値は長期的に下がり続ける運命にあります。それに対してビットコインは総発行枚数と発行ペースが決まっており、それを人為的に増やすことができません。天然資源の金が、埋蔵量が決まっていて、採掘ペースもある程度決まっているのと類似していますし、それをコンピューターサイエンスの力で生み出したのがビットコインです。
こうしたビットコインの価値への認知が徐々に広まり、今では米国が準備金としてビットコインを採用する流れにまでなってきました。いまだに「インチキ」と言い続けている専門家もいますが、時代遅れ甚だしいです。
ビットコインの存在により、その在り方が問われているのはむしろ法定通貨の方です。これまで通り野放図な増加を認めていいのかどうか、大きな問題です。
AI株とビットコインという新しい時代を象徴する銘柄が史上最高値を更新するというの、新しい時代への流れが本格化しているということでもあります。今の株高の流れはこうしたファンダメンタルズにしっかり基づいたものだと思います。
<注意>
この原稿は、筆者が運用で勝つための戦略を探るアイデアを模索している過程取り急ぎを記したものです。注目株として取り上げている銘柄、その上値目標などについても、あくまでも筆者が個人的な運用において注目している株、メドとしている目標株価であり、推奨ではありません。読者の皆さんが投資される際には、これをあくまでも参考として、最終的にはご自身で吟味して投資していただくようにお願いします。
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