− 4/29(火) −
AI革命は爆発的なスピードで続いている
株価はトランプ関税ショック前の水準を回復
日経平均は、4月7日安値30792円から回復が続いています。
28日月曜日には36050円まで回復し、4月2日のトランプ関税発表直前の水準を上回りました。
トランプ関税が発表されて日経平均が31000円割れまで急落した時には、「トランプが狂って世界恐慌になる」というような極端な悲観論まで広まりましたが、最近では「それは全くの杞憂だったようだ」という認識が広まり、株式市場も落ち着きを取り戻してきました。
私の相場観としては、
@トランプ関税による急落は一時的
AAI革命とインフレの歴史的なトレンドが続き株価の中長期的な上昇トレンドが続く
ということを述べてきましたし、この見方に変わりはありません。
トランプ関税の相場へのインパクトの大きさは見誤りましたが、それによる株価下落はやはり一時的なものであったと判断しています。
今の相場で大事な観点は、あくまでもAI革命のインフレだと思います。この2大トレンドが続く中では、株を持つリスクよりも株を持たないリスクの方が遥かに大きいと思います。私は資産をほぼ全額、株や暗号資産などリスク資産に投資するフルインベストメントを続けたいと思っています。
AI革命は爆発的スピードで進行し続けている
さまざまな波乱がある中でも、AI革命は猛烈な勢いで進行し続けています。誰もこの動きを止めることはできないと思います。評判の悪いトランプ大統領ですが、AI革命を止めるどころか、暗号資産とともにAI革命や自動運転など新しいテクノロジーや経済を強烈に推進していくという柔軟性や先見性を持っています。動きが遅い日本の政治家たちとは雲泥の差です。多少乱暴なところはあっても、経済成長を強力に推進していくという強い意志を持っている点で、トランプ大統領は株式市場にとって良い大統領であると私は思います。
AI革命が猛烈な勢いで進行し続けていることを示す一つの裏付けとして、AIトークンの生成量が年初来5倍程度に急増しているとモルガンスタンレー証券のアナリストが述べているようです。
トークンというのはAIが生成する情報量の単位であり、「AIトークンの生成量が年初来5倍」というのは、AIによる情報の生成量が5倍程度になっているということです。4〜5か月で5倍ですから、凄まじい成長スピードと言えます。
前回も述べましたが、AI革命は、学習、推論、エージェント、物理(ロボット)というように急速に進展・高度化し、それに伴って必要なインフレも急増しています。そのインフラで最も重要なのがAI半導体であり、それをほぼ状態で供給しているのがエヌビディアであり、エヌビディアに重要な技術提供をしているのがソフトバンクグループの子会社のアームです。
AIの基盤モデルを開発・提供しているトップ企業は、ソフトバンクグループが大株主の1社となり重要なビジネスパートナーとなっているオープンAIですが、オープンAIの提供するチャットGPTの週間アクティブユーザー数がこの1年半で1億人から5億人へと急増しているそうです。もちろん、1人あたりの利用頻度なども急増していると思われます。
このように、AI革命は質や機能だけでなく、量や数の面でも急拡大していることが裏付けられています。そして、この流れは今後も止められないでしょう。
株価上昇はこの1年くらい一服していますが、また上昇し始める可能性が高いと思いますし、一時上昇し始めたら爆発的に伸びていく可能性が高いのではないかと、私個人的には考えて投資を続けています。
上記で言及している個別企業については、AI革命の進展を説明するのに触れただけであり、個別株の推奨をしているわけではありません。実際に投資する際にはご自身で検討されてご自身の判断と責任において行われるようにお願いします。
<注意>
この原稿は、筆者が運用で勝つための戦略を探るアイデアを模索している過程取り急ぎを記したものです。注目株として取り上げている銘柄、その上値目標などについても、あくまでも筆者が個人的な運用において注目している株、メドとしている目標株価であり、推奨ではありません。読者の皆さんが投資される際には、これをあくまでも参考として、最終的にはご自身で吟味して投資していただくようにお願いします。
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