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令和3年7月29日(木)
07月28日現在海外相場 |
NYダウ |
34930ドル |
−127ドル |
ナスダック指数 |
14762P |
+102P |
CME日経先物 |
27790円 |
+260円 |
(尚、CME日経先物の前日比は前日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎個別株物色に
東京都の新型コロナウイルスの感染者数が3177人確認され、初めて3000人を超えと報じられています。更に国内全体では9583人の新型コロナウイルス感染者が確認され、過去最多を更新したと報じています。ここでも何度も申し上げた事ですが、単に感染者数の数字だけを意識する動きが強まっている事が、日本人の心理を冷え込ませていると言えます。
重症化数や死亡者数の推移も明確にするべきなのですが、足元で確かに重症化数などは若干増加する傾向にはあるものの。メディアが大騒ぎする「過去最多」にはなっておらず、死亡者数に至っては日々のグラフで見る限りでは右肩下がりとなっています。詳しくはNHKのデータを参照ください。https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/
ただ、その点を日本国民に理解してもらうのは大変な努力でしょうし、東京都の職員が昨日、新規感染者数の増加を踏まえて「煽らないで、」とメディアにお願いしていたようです。メディア側の反発もあるのでしょうが、いたずらに日本国民に不安を煽る事が正しい判断なのかどうかは議論の分かれるところですが、メディアは日本国民の事を思って煽っている訳ではない事は確かなようです。
いずれにしても「感染者数の増加」と言うワードが株式相場においても投資家心理を冷やす材料になっている事は確かなようです。この感染者数の増加に加えて、相場の重石になっているのが中国株の下落だと言えます。28日の中国・上海株式市場で上海総合指数が4日続落しており、中国当局の企業への規制強化に対する不透明感が広がるなか、海外投資家がIT(情報技術)株を中心にリスク回避を目的とした手じまい売りを続けていると報じらています。
内藤証券では「急な規制や処分といった政策リスクで業績が左右されることを嫌気し、海外投資家が中国企業の株式に売りを出している」と分析し、「取り締まりの見通しがつくまで、当面は不安定な相場が続きそうだ」とみているとのことです。
中国と言えば関連する企業で思い出すのが、ソフトバンクグループですが、ここのところ下げ基調が続いています。3月4月の高値水準である1万円から直近で6000円台まで下げています。ファーストリテイリングも中国との間で怪しい取引があったのではないかと言った思惑が出ている訳ですが、同株も3月の11万円台の高値から直近で7万台まで下げています。
両銘柄の日経平均株価指数に対する寄与度は相当に高い訳で、昨日の日経平均株価の下げ分の380円の内140円以上が2銘柄によるものだと見られています。その為に日経平均株価と言う指数を日本株全体の動きを表すものではないと言う指摘もあるのですが、ただメディアや証券業界の中でもこの日経平均株価と言う数字が最も目立つ数字であるだけに、前述の感染者数と同様に投資家心理に与える影響は強いと言うことになります。
と言うことで相場は28日のナスダック指数が戻していますので何とか下値を固める動きになりそうです。引き続き200日移動平均線である2万7782円を意識する動きになりそうです。決算発表が本格化していますでの個別株に特化する展開が良いようです。
2925 ピックルスコーポレーション
漬物業界1位。セブン&アイ向け3割弱。キムチ、浅漬けなど『ご飯がススム』ブランド展開。7月27日、8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。また、株式分割後も株主優待制度における保有株数の条件は100株以上を据え置く。実質拡充となる。6月29日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比45.3%増の13.6億円に拡大し、3-8月期(上期)計画の19億円に対する進捗率は71.6%に達し、5年平均の48.9%も上回った。
3962 チェンジ
工場や施工現場の作業や官公庁の情報処理を携帯端末とITで効率化する仕組みを開発・提案。7月27日、AIを活用した建設・製造現場の安全性向上ソリューション「GAUDi EYE」を提供開始。5月13日、21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の連結税引き前利益は前年同期比88.3%増の52.6億円に拡大し、通期計画の52.5億円に対する進捗率が100.1%とすでに上回った。
4063 信越化学
塩化ビニル樹脂、半導体シリコンウエハで世界首位。ケイ素樹脂、フォトレジスト等も。好財務。7月27日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比37.4%増の1308億円に拡大。非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比23.4%増の5000億円を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示した。従来未定としていた今期の上期配当を150円(前年同期は110円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も150円実施する方針。年間配当は前期比50円増の300円に増配。
6210 東洋機械金属
小型の射出成形機や電動ダイカストマシンに強み。中国に生産子会社、伊など海外に委託生産。7月27日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は4.4億円の黒字(前年同期は3.1億円の赤字)に浮上し、4-9月期(上期)計画の6.2億円に対する進捗率は71.7%に達し、5年平均の46.1%も上回った。
6436 アマノ
就業時間管理システムの国内最大手、『働き方改革』で注目。駐車場管理で世界展開加速。7月27日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業損益は9.2億円の黒字(前年同期は0.8億円の赤字)に浮上したが、4-9月期(上期)計画の35億円に対する進捗率は26.4%にとどまり、5年平均の29.8%も下回った。
6676 メルコ
傘下にPC周辺機器のバッファロー。7月27日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の34.1億円に急拡大し、通期計画の100億円に対する進捗率は34.1%に達し、5年平均の24.1%も上回った。
6999 KOA
固定抵抗器で世界首位級。7月27日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.2倍の20.1億円に急拡大。非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比6.3倍の38.8億円に拡大する見通し。従来未定としていた今期の上期配当を16円(前年同期は4.5円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定。
7365 シック・HD
旧アクトコールが21年4月設立した純粋持株会社。緊急駆けつけ、家賃収納代行サービスが柱。7月27日、21年9月期の連結最終利益を従来予想の4.4億円→16.4億円に3.7倍上方修正し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通し。10-3月期(上期)の業績見通しは引き続き非開示。
7826 フルヤ金属
結晶製造容器(るつぼ)、ターゲットなど製造。プラチナ、イリジウム使った金属加工に強み。7月27日、21年6月期の連結経常利益を従来予想の80億円→105億円(前の期は37.5億円)に32.0%上方修正し、増益率が2.1倍→2.8倍に拡大し、従来の11期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
8060 キヤノンマーケティングJPN
複合機、カメラ、インクジェットプリンタ等、キヤノン製品の国内販売が主。7月27日、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比29.2%増の215億円に伸びた。通期の同利益を従来予想の348億円→358億円(前期は352億円)に2.9%上方修正し、一転して1.6%増益見通し。
9267 Genky DrugStores
福井地盤のドラッグストア。岐阜や愛知、石川にも展開。低コスト、低価格に強み。食品比率高い。7月27日、21年6月期の連結経常利益は前の期比44.6%増の66億円に拡大し、22年6月期も前期比3.0%増の68億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通し。9期連続増収、3期連続増益。
9702 アイ・エス・ビー
主力は通信制御ソフト。携帯基地局システムに強み。7月27日、国立がん研究センター東病院とマンモグラフィ画像解析AI技術、および緩和医療におけるAI技術に関する共同研究契約を締結。また、同病院との共同研究成果である画像解析AI機能を搭載した検像AIシステムを製品化。4月28日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比36.1%増の8.4億円に拡大し、1-6月期(上期)計画の8.5億円に対する進捗率は99.4%に達し、5年平均の73.7%も上回った。
2695 くら寿司
関西圏地盤。ロードサイド型の回転ずし店『くら寿司』を直営で展開。店舗運営のIT化先行。6月9日、21年10月期第2四半期累計(20年11月-21年4月)の連結経常損益は11.8億円の黒字(前年同期は0.8億円の赤字)に浮上。
2980 SREHD
不動産仲介と取引データを分析したAIアルゴリズム機能の提供が柱。システム外販を強化。5月14日、21年3月期の連結経常利益は前の期比42.7%増の10.2億円に拡大し、22年3月期も前期比25.1%増の12.8億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、6期連続増益。
3132 マクニカ・富士エレHD
独立系の半導体商社としては国内トップ級。技術発掘力に強み。セキュリティ製品も展開。7月26日、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の75.1億円に急拡大。通期の同利益を従来予想の200億円→250億円(前期は163億円)に25.0%上方修正し、増益率が22.0%増→52.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せ。4-9月期(上期)の同利益を従来予想の98億円→136億円(前年同期は75.1億円)に38.8%上方修正し、増益率が30.4%増→80.9%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せ。
3377 バイク王&カンパニー
中古2輪車買い取り最大手。小売り併設の『バイク王』全国展開。査定から買い取りまで標準化。7月5日、21年11月期第2四半期累計(20年12月-21年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.6倍の9.3億円に急拡大し、通期計画の16.5億円に対する進捗率は56.9%に達し、5年平均の30.6%も上回った。
3446 ジェイテックコーポレーション
研究・実験施設向け高精度X線集光ミラーと各種自動細胞培養装置が2本柱の研究開発型企業。6月17日、中小企業庁が公募した令和3年度「戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)」に2次元集光X線ミラーの共同研究が採択。5月14日、21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の経常損益(非連結)は2億4800万円の赤字(前年同期は1億7500万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
4584 キッズウェル・バイオ
北大発創薬ベンチャー。がん、免疫系中心にバイオ後続品を開発。5月13日、21年3月期の連結最終損益は10億円の赤字(前の期は73.1億円の赤字)に赤字幅が縮小したが、22年3月期は17.4億円の赤字に赤字幅が拡大する見通し。15期連続赤字。
5074 テスHD
再生可能エネ発電所のEPC(設計・調達・施工)や自社所有発電所による供給事業を展開。5月14日、21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結経常利益は27.1億円となり、通期計画の36.1億円に対する進捗率は75.2%となった。
5699 イボキン
総合リサイクル企業。解体、廃棄物処理、金属加工のワンストップサービスで成長。全国展開図る。5月14日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比4.4倍の3.2億円に急拡大。併せて、通期の同利益を従来予想の3.3億円→5.8億円(前期は4億円)に74.8%上方修正し、一転して42.6%増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
6619 ダブル・スコープ
リチウムイオン電池セパレーター専業メーカー。5月13日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結営業損益は1.6億円の黒字(前年同期は3.6億円の赤字)に浮上し、1-6月期(上期)計画の15億円に対する進捗率は10.8%となった。
7095 MACBEEPLANET
Web広告データ分析・管理システム『ハニカム』展開。申し込み獲得等に伴う成果報酬で稼ぐ。7月14日、AIマーケティングプラットフォーム「3D AD」を運営するAlphaの全株式を取得し子会社化。6月11日、21年4月期の連結経常利益は前の期非連結比2.2倍の7.8億円に急拡大し、従来予想の6.1億円を上回って着地。22年4月期も前期比27.4%増の10億円に伸びを見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通し。6期連続増収、増益。
7342 ウェルスナビ
ロボアドバイザー活用した全自動の資産運用サービスを提供。手数料収入は預かり資産の1%。7月14日、ロボアドバイザー「WealthNavi for ソニー銀行」と「WealthNavi for 住信 SBIネット銀行」がNISAに対応。また、「WealthNavi」の預かり資産が5000億円を突破。5月14日、21年12月期第1四半期(1-3月)の経常損益(非連結)は1.2億円の赤字となった。21年12月期業績は非開示。
9514 エフオン
省エネ支援と木質バイオマス発電が2本柱。5月11日、21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比12.0%減の19.3億円に減り、通期計画の27億円に対する進捗率は71.7%にとどまり、5年平均の74.8%も下回った。
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こだわりレーティング |
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07月28日(水)分
2002 |
日清製粉G |
野村 |
Buy継続 |
2100円→2150円 |
3186 |
ネクステージ |
東海東京 |
OP継続 |
2250円→2800円 |
3387 |
クリレスHD |
いちよし |
A継続 |
1200円→1300円 |
4543 |
テルモ |
野村 |
Buy継続 |
5200円→5400円 |
6086 |
シンメンテHD |
東海東京 |
OP継続 |
970円→1300円 |
6301 |
コマツ |
モルガンS |
Overweight継続 |
2900円→3600円 |
6758 |
ソニー |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
19060円→19350円 |
6758 |
ソニー |
モルガンS |
Equalweight→Overweight格上げ |
9500円→16000円 |
7733 |
オリンパス |
野村 |
Buy継続 |
2950円→3150円 |
7936 |
アシックス |
GS |
買い継続 |
2800円→3000円 |
9974 |
ベルク |
野村 |
新規Buy |
7200円 |
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