|
|
令和3年7月1日(木)
06月30日現在海外相場 |
NYダウ |
34502ドル |
+210ドル |
ナスダック指数 |
14503P |
−24P |
CME日経先物 |
28765円 |
+15円 |
(尚、CME日経先物の前日比は前日の大証比) |
|
本日のこだわり相場感
|
|
◎7月相場入り
7月に入りました。今年も半年が過ぎて後半戦突入です。特に今月7月は23日から予定されています東京五輪開催を控えているだけに特別な後半戦のスタート月となりますが、新型コロナウイルス感染再拡大への警戒を抑え込みながらの難しい運営となりそうです。
この東京五輪を成功させる為にも新型コロナのワクチン接種進展が期待されています。直近の数字だけで見ると、少なくとも一回目を接種した人の割合が日本国民の2割を超えています。2回目を終えてワクチン接種が完了した人の割合は1割を超えています。高齢者を優先する動きですが高齢者でワクチン接種が完了した割合は6割を超えています。
東京五輪の開会式までに終わるというものではないですが、重症化し易い高齢者のワクチン接種が希望する人には殆ど届くと言う事で言いますと、月内から8月中には達成するのかも知れません。感染者数が目に言えて増加しても、その一方で重症化する数が増えなければ良い訳です。
実際に東京都の実行再生産数(1人の感染者から何人に感染が広がるかを示す数字)は1.15と1を超えていますから、感染者数に関しては増える可能性があると言えますが、それでも死亡者数や病床数を埋めるだけの入院を必要とするような事態になる医療逼迫の状況ではない事は間違いありません。
変異株への懸念を訴える人が居ますが、今日本国内で接種しているワクチンのモデルナやファイザーには変異株、デルタ株にも有効だとする発表が先ごろありました。100%ではない訳ですから完全にと言う事ではないですが、それでも感染拡大を抑制し、重篤化を極力なくすと言うことになりそうです。
相場もこの日本国内の重要なイベントを控えて動き辛い状況のようです。23日の東京五輪の前には週末4日は東京都議会選挙が控えており、10月以降の秋に必ず実施される衆議院選挙の前哨戦となるだけに、政治絡みでも相場への影響を警戒する必要がありそうです。
ただ下値は何と言っても米国株の強い基調に支えられているだけに、深押しするような状況でもないようです。NYダウは史上最高値まで300ドル程度、ナスダック指数は既に前日まで高値を更新する動きと非常に強い展開が続いています。ワクチン接種進展で経済正常化が進んでいるようで米国経済の力強さを示す経済指標の発表が出ているだけに、米国内の投資家も強気になっているようです。
尤も、死角になりそうなのが、金利上昇への警戒で利上げの前倒し発言が要人から飛び交って相場が下げた記憶は新しいのですが、金融当局がインフレを警戒し、金利引き上げを示唆するような発言を行えば、再度波乱の展開になる可能性もあるだけにその点は注意する必要がありそうです。その意味では週末に発表される6月の雇用統計の数字は重要なポイントになりそうです。日経平均株価は引き続き2万9000円を意識した動きと日銀短観の数字に注目です。
2925 ピックルスコーポレーション
漬物業界1位。セブン&アイ向け3割弱。キムチ、浅漬けなど『ご飯がススム』ブランド展開。6月29日、22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比45.3%増の13.6億円に拡大し、3-8月期(上期)計画の19億円に対する進捗率は71.6%に達し、5年平均の48.9%も上回った。
3489 フェイスネットワーク
投資家向けRC賃貸物件の1棟売りが柱。6月29日、ジェイリースと家賃債務保証に関する包括契約を締結。5月14日、21年3月期の経常利益(非連結)は前の期比11.3%増の8.9億円になり、22年3月期も前期比17.3%増の10.5億円に伸びを見込み、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収。
4053 Sun Asterisk
産業のデジタライぜーションを推進するデジタル。12月28日、東証が29日付で貸借銘柄に選定。6月29日、日本マイクロソフトとスタートアップ支援で連携。国内で初めて「Microsoft for Startups」のパートナーとして参画。5月13日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比29.0%増の3.9億円に伸び、通期計画の11.5億円に対する進捗率は33.9%となり、前年同期の32.7%とほぼ同水準。
4433 ヒト・コミュニケーションズHD
光回線、携帯、家電など営業支援。免税店などのインバウンドやeコマース支援にも展開。6月29日、オンライン接客事業を展開するUsideUの株式を取得し子会社化する。4月8日、21年8月期第2四半期累計(20年9月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比40.6%増の26.8億円に拡大し、通期計画の36億円に対する進捗率は74.7%に達し、5年平均の55.6%も上回った。
4881 ファンペップ
大阪大医研発。患者の体内で抗体の産生を誘導する抗体誘導ペプチドを用いた医薬品を開発。6月29日、中国で機能性ペプチド「AJP001」の用途特許が成立。5月12日、21年12月期第1四半期(1-3月)の経常損益(非連結)は1.4億円の赤字。
4978 リプロセル
東大・京大発ベンチャー。iPS試薬・モデル細胞、遺伝子改変等研究支援と再生医療の2本柱。6月29日、新型コロナウイルスのデルタ株を含む複数のインド変異株の特定検査で、デルタプラス株の特定も可能であることがわかった。5月12日、21年3月期の連結経常損益は7.8億円の赤字(前の期は8.9億円の赤字)に赤字幅が縮小し、22年3月期も1.5億円の赤字に赤字幅が縮小する見通しとなった。9期連続赤字。
6235 オプトラン
光学薄膜装置を製販、プロセス設定とアフターサービスまでの一貫に強み、中国生産・販売が柱。6月29日、高度エッチング技術と環境負荷軽減を同時に可能とする光学デバイス向けドライエッチング装置を開発。5月11日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比19.5%増の21.7億円に伸びたが、通期計画の90億円に対する進捗率は24.1%にとどまり、3年平均の29.8%も下回った。
6890 フェローテックHD
半導体ウエハや半導体設備向け部品を製造。真空シール世界シェア6割。装置や材料、消耗品も。6月29日、半導体ウエハー製造の持ち分法適用関連会社が中国科創板市場へ22年6月に上場する予定。6月2日、22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益を従来予想の41億円→86億円(前年同期は0.7億円)に2.1倍上方修正し、増益率が59倍→123倍に拡大し、従来の3期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せ。上期業績の好調に伴い、通期の連結最終利益も従来予想の78億円→123億円(前期は73.7億円)に57.7%上方修正し、増益率が5.8%増→66.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せ。
6925 ウシオ電機
産業用ランプで世界首位。6月29日、22年3月期の連結経常利益を従来予想の60億円→105億円(前期は34億円)に75.0%上方修正し、増益率が76.1%増→3.1倍に拡大する見通し。4-9月期(上期)の業績見通しは引き続き非開示。
7187 ジェイリース
九州地盤の住居・事業用家賃保証の中堅。大都市中心に全国展開。外国人向け賃貸仲介にも注力。6月29日、フェイスネットワークと包括契約を締結し、同社が取り扱う賃貸借物件を対象に保証サービスの提供を開始。5月11日、21年3月期の連結経常利益は前の期比8.7倍の9.1億円に急拡大し、22年3月期も前期比28.4%増の11.7億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通し。9期連続増収、3期連続増益。今期の年間配当は前期比15円増の20円に大幅増配する方針。
7342 ウェルスナビ
ロボアドバイザー活用した全自動の資産運用サービスを提供。手数料収入は預かり資産の1%。6月29日、中京銀行と業務提携。対面とオンラインを融合させたハイブリッド型の投資一任サービスを今夏にも提供開始。5月14日、21年12月期第1四半期(1-3月)の経常損益(非連結)は1.2億円の赤字となった。21年12月期業績は非開示。
4565 そーせいグループ
創薬ベンチャー。元ジェネンテック社長の田村眞一氏が創設。6月23日、バイオヘイブン社と提携中の新規低分子CGRP拮抗薬の第1相臨床試験を開始。マイルストーンと治験実施に伴う開発費を受領する。5月12日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前損益は10.5億円の赤字(前年同期は5億円の赤字)に赤字幅が拡大。5月19日、米ファイザーとの複数のターゲットを対象とした研究開発提携をよって見い出された3番目の新薬開発候補品(拒食症におけるMC4受容体拮抗薬)の臨床試験が開始。これに伴い、約5.4億円のマイルストーンを受領。
4584 ジーンテクノサイエンス
北大発創薬ベンチャー。がん、免疫系中心にバイオ後続品を開発。5月13日、21年3月期の連結最終損益は10億円の赤字(前の期は73.1億円の赤字)に赤字幅が縮小したが、22年3月期は17.4億円の赤字に赤字幅が拡大する見通し。15期連続赤字。
4883 モダリス
遺伝子治療薬の創薬ベンチャーで切断しない独自のゲノム編集技術に強み。研究拠点は米国に。5月6日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は2.4億円の赤字(前年同期は1.1億円の赤字)に赤字幅が拡大。
6638 ミマキエンジニアリング
広告・看板向けインクジェット(IJ)プリンタで世界首位級。家電向け等産業用途開拓に重点。5月11日、21年3月期の連結経常利益は前の期比61.3%減の3.6億円に落ち込んだが、22年3月期は前期比4.5倍の16.4億円に急拡大する見通し。今期の年間配当は前期比7.5円増の15円に大幅増配する方針。
7094 NEXTONE
音楽コンテンツの著作権管理を展開。6月16日、デジタルコンテンツディストリビューション業務における新ブランド「ArtLed」を本格始動。5月14日、21年3月期の連結経常利益は前の期比83.1%増の5.4億円に伸び、22年3月期も前期比35.2%増の7.3億円に拡大を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、5期連続増益。
7358 ポピンズHD
働く女性の支援目的にベビーシッターと介護の在宅サービス、保育所等運営のエデュケア展開。5月10日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は6億円となり、1-6月期(上期)計画の7.4億円に対する進捗率は81.2%となった。
7366 LITALICO
障害者支援と福祉施設向けのプラットフォーム事業が2本柱。21年4月にテクニカル上場。5月10日、21年3月期の連結経常利益は前の期比46.0%増の14.2億円に伸び、22年3月期も前期比54.1%増の22億円に拡大を見込み、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。11期連続増収、9期連続増益。今期の年間配当は未定。
9104 商船三井
海運大手。鉄鉱石船、タンカー、LNG船中心に不定期船に強い。コンテナ船は18年4月事業統合。6月21日、22年3月期の連結経常利益を従来予想の1000億円→2200億円(前期は1336億円)に2.2倍上方修正し、一転して64.7%増益見通し。4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の650億円→1850億円(前年同期は327億円)に2.8倍上方修正し、増益率が98.6%増→5.7倍に拡大する見通し。
9275 ナルミヤ・インターナショナル
子供服の企画販売が柱。高価格帯の百貨店向けから中価格帯のSC向けに軸足移し、18年再上場。6月2日、5月既存店売上高は前年同月比17.8%増。4月12日、22年2月期連結業績は16.9%増収、67.2%経常増益を見込む。2期ぶり最高益更新。
9517 イーレックス
代理店通じた電力小売り主力。5月13日、21年3月期の連結経常利益は前の期比69.5%増の148億円に拡大したが、22年3月期は前期比22.6%減の115億円に減る見通し。今期の年間配当は前期比2円増の20円に増配する方針。
9702 アイ・エス・ビー
主力は通信制御ソフト。携帯基地局システムに強み。4月28日、21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比36.1%増の8.4億円に拡大し、1-6月期(上期)計画の8.5億円に対する進捗率は99.4%に達し、5年平均の73.7%も上回った。
|
|
こだわりレーティング |
|
06月30日(水)分
8354 |
ふくおかFG |
SMBC日興 |
1継続 |
2400円→2300円 |
3231 |
野村不動産HD |
大和 |
1継続 |
3370円→3720円 |
7974 |
任天堂 |
大和 |
1継続 |
85000円→88000円 |
8804 |
東京建物 |
大和 |
1継続 |
2270円→2380円 |
3289 |
東急不動産HD |
大和 |
2→1格上げ |
770円→860円 |
1801 |
大成建設 |
マッコーリー |
Neutral→OP格上げ |
4300円→4200円 |
6925 |
ウシオ電機 |
マッコーリー |
OP継続 |
2460円→2800円 |
9101 |
日本郵船 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
6100円→6900円 |
9104 |
商船三井 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
6500円→7900円 |
4483 |
JMDC |
SMBC日興 |
新規1 |
7000円 |
2222 |
寿スピリッツ |
岩井コスモ |
新規A |
8700円 |
6194 |
アトラエ |
ジェフリーズ |
新規Buy |
3200円 |
3465 |
ケイアイスター |
SBI |
新規買い |
7190円 |
7272 |
ヤマハ発動機 |
岡三 |
中立→強気格上げ |
2400円→3700円 |
3391 |
ツルハHD |
みずほ |
買い継続 |
18500円→17500円 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|